じみぃべいつです。

 

 日本シリーズも11月5日に最終7戦目が終わり、一進一退の攻防を「阪神タイガース」が制し、昨年日本一でパ・リーグ三連覇中の「オリックスバファローズ」を破って、実に38年ぶり2度目の日本一となりました!

 

 

 38年前と言えば私は中学生の時で、この時の主力選手だった「岡田彰布」氏が監督となり、かつて所属し監督をした事があるオリックスを破っての日本一というのは素晴らしい!と思います。

 3勝3敗で迎えた最終戦に私の推し投手「宮城大弥」投手が「ノイジー」選手に3ランホームランを打たれたというのが、個人的に悔しくもありますが、あれは打ったノイジー選手が凄すぎるので仕方がないです。

 日本一となった阪神ナインは本当におめでとうございます!

 本当に強いチームだったと、シーズン中以上に思わせた貫禄の勝利だったと思います。

 岡田監督は私が認めた名将と以前書きましたが、それを証明したのは尊敬の念しか湧きません。

 これには天国の故「横田慎太郎」選手も満面の笑みを浮かべていることでしょう!

 敗れたとはいえ、オリックスナインも流石パ・リーグ三連覇中のチームだったと、改めて思わせた素晴らしい試合をやってのけたと思います!

 中嶋監督はいつも意表をつく采配をしますが、今回は若干裏目に出たのが残念というか、だから勝負事は面白いのですがねw

 …とにかくNPBの今期最終に相応しい計7戦の攻防を、私は堪能させてもらいました!

 

 

 

 そんなハラハラドキドキの展開だった日本シリーズに負けない「あかね噺」の、マンガアプリ「ゼブラック」で本日11月6日に更新されていた「第81席」の記事を書きたいと思います。

 これは「週刊少年ジャンプ」本誌では10月10日発売の「45号」に掲載されていたものです。

 4週間の遅れではございますが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 2年前のネット番組の企画で麻雀プロリーグを戦うトッププロ相手に「大三元」(成功確率0.03%)を決めた「今昔亭ちょう朝」師匠。

 

 勝負勘と思い切りの良さと“読み”が、対戦したトッププロからも絶賛されたのです!

 

 『雀士の定石とは全く違うトコロを見ている』 

 

 

 

 「三道楽煩悩」

 

 

 「博打も立派な道楽でございますから、こんな性分の人間も少なくない」

 

 座布団に腰を下ろすと、枕で先ほどのあかねとの楽屋でのやりとりを話し、そのまま流れるように演目に入っていくのです。

 

 

 “言行一致” ― 「落語家なら誰もが羨む素養だよ」と椿屋八正師匠があかねに説明します。

 

 

 しかし客席の空気が少し凪いでるようだとあかねが感じると、八正師匠は「おそらくネタの問題だね」と演目の「看板の一」が原因だと説明するのです。

 ※「看板の一」…かつて博打の名人と呼ばれた隠居は若い衆に誘われ“ちょぽいち”に興じる。賽の目で触れる悲喜交々。

 

 

 寄席の出番は通常15分程度だがトリの持ち時間は最大30分なので、客は大ネタが聴きたいのに“看板の一”は軽いネタだと。(あかねの「ステーキを期待してたら牛丼出てきたーみたいな感じ」の例えは笑えますw)

 

 

 何故このネタとの朱音の疑問に、八正師匠は「彼はその時出た賽の目で高座で演るネタを決めるんだ」と説明します。

 

 彼にとってはネタ選びすら運否天賦で博打と変わらない、ただ博打と違うのは ―

 

 

 

 「俺に胴を取れと… 場の錢が朽ちるから博打だっつーのに」

 

 

 

 

 「子どもに帰ったつもりでちいとばかし遊んでやる」

 

 

 そういった隠居の手元の、“賽が壷の外に転がり出ちまっている”のを見て若い衆はどよめくのですw

 

 

 『客席の空気が少し和らいだ?』とあかねが感じると、ちょう朝師匠はとある客を指差し、「-お!! お前は一(ピン)に張るんだな!?」と話します。

 

 

 

 その調子で次々に客席の観客を賭場の若い衆に見立て、囃し立てるちょう朝師匠の言葉に煽られて、お客さんがどんどん前のめりになっていくのです。

 

 

 

 「この壷の中の目が一(ピン)でなけりゃ俺の勝ち、じゃあ勝負といこうかっ!!」

 

 

 

 スター性と役と”仁”が重なる言行一致の誘い文句でこの寄席は巨大な賭場と化したと八正師匠、「ただ博打と違うのは」― 

 

 

 

 「いざ勝負!!」

 

 

 

 「 ― の前に看板の一(ピン)はこっちに仕舞って」と懐に賽子をしまい込む隠居w

 

 

 

 これには若い衆も会場中の観客も叫ぶのです、「えぇ!?」と。

 

 

 どっと湧く観客の歓声を聞きながら、「彼の高座は外さない」と八正師匠。

 

 

 それはちょう朝師匠が落語会随一の”読み”と、場の流れを掌握する”剛腕”を武器に博打に興じる高座上の”勝負師”だと。

 

 

 

 「天遊博徒 今昔亭ちょう朝」

 

 

 

 

 今昔亭ちょう朝師匠の人となりをわかりやすく説明し、また演目「看板の一」という軽いネタですら”大看板”の名に恥じぬ演じ方をしてのけるのはいい魅せ方だったと思います。

 また椿屋八正師匠は今回もいい味を出していますね、あかねや私たち読者に対しての語り部として適役ですね!

 軽いネタでも凄い人が演じれば違うというのは私のようなド素人でもわかりやすいので、漫画のネタとしても良いと思います。

 さて、これほどすごいちょう朝師匠とあかねはどう絡んでいくのでしょうか?

 そして父「志ん太」とも交流のあった「阿良川泰全」師匠とどのようにつながっていくのか、目が離せませんね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Whitesnake  Gambler

 

 

 

 今昔亭ちょう朝師匠の初登場の第4巻です。

 

 

 選考会の途中まで収録されている第8巻です。

 

 

 選考会の結末と「志喜彩祭」が収録されている第9巻は12月4日発売予定です。

 

 

 Whitedsnake全米ブレイク寸前のアルバムです。