じみぃべいつです。
週が明けたのでマンガアプリ「ゼブラック」で2月13日に更新されていた「あかね噺」の「第45席」の記事を書きたいと思います。
…まあ、本誌では1月7日発売の「6・7合併号」に掲載されていたのですから、今更な気もしますが私は「ゼブラック」で追いかけているものですからお付き合いいただけると幸いですw
それでは 「第45席 二つの手順」です。
「噺と人が合っていない…」
その言葉の意味をうらら師匠に尋ねる朱音でしたが、「あとは自分で考えなさい」と突き放されます。
噺は二つの手順で教わるのですが、「噺の稽古」は師匠の話の演じるのを聞いて弟子が覚えることです。
もう一つは「あげの稽古」で、稽古で覚えた噺を師匠に披露し許可を得てネタが“あがり”、これで始めて高座で披露できるのです。
朱音はうらら師匠の予定的に3回しか稽古がつけてもらえないので、あと2回で噺を“あげる”糸口をつかまないといけないのです。
そんな朱音にうらら師匠は“あげの稽古”の日時を決めてしまいます。
禄朗兄さんの会と同じ6月18日の13時からで、会の始まる5時間前です。
戸惑う朱音にうらら師匠は「問題ないわよね」と言い切ります。
「ネタをあげればいいんだから」と。
そんないきさつを「阿良川」の兄弟子たち「こぐま」兄さんと「享二」兄さんに話して呆れられるのです。
「あかねっていっつも何かしら揉めてるよね」
「勢いで突っ走りすぎじゃない?」
「大人しく出来ない訳?」
兄さんたちの言葉が刺さる朱音でしたが、こぐま兄さんに言われた”持ちネタ5つだけ”には少し傷ついた様子です。
覚えてるだけの噺は結構あるが「志ぐま」師匠は“落語の基礎固め重視”だったためネタがあがる基準が高くって持ちネタが増やせなかったのだと。
それでもそれは“自分の所為”だと認めます。
そして兄さんたちに本音を吐くのです、”阿良川一門の真打"になりたいと、
それを聞いて考え込むこぐま兄、「自分に花魁が合うと思う?」
享二兄さんも「朱音にそんなイメージがあるかと言われれば…」と口を濁します。
「向いてないのか」と口にした朱音に享二は「苦手が些細なきっかけで得意に転じることがよくある!」というのです。
厳しいこぐま兄さんも「何だって分かろうとしなきゃ分からないままだ」「足掻きなよ」と背中を押すのです。
朱音はまず形からと、専門学校に行った友人「リサ」に花魁の衣装を着せてもらいます。
イメージが膨らんだ朱音でしたが、うらら師匠からの感想は「動きが硬い」
衣装から入るのも安直すぎるとバッサリです。
どうしたらいいかを聞いたら「若いんだしデートでもしたら」との助言?をもらいました。
そして色々本などで花魁に関して調べて自分なりに試行錯誤を重ねた結果は…。
「頭でっかちって感じね」とバッサリです。
そんな焦る朱音をしり目にうらら師匠は「間に合うかしらね~」と楽しんでいます。
所変わって雷門の前でしょうか?
幼馴染で大学で柔道をやっている”ジャンボ”こと尾崎君が朱音から“飯に誘われた”と待ち合わせをしている様子。
三か月振りに会うのでどんなふうに変わったのかと”少し期待?”して思っていると、
「おっ尾崎君じゃーん‼ 久しぶりー‼」「もー 会えるの楽しみにしていたよ」
との登場で面喰います。
らしくなく、自ら『恥っず‼ マジで私なにやってんの!?』と思っている朱音でしたが、うらら師匠の言葉を“アドバイス”と受け取りデートで花魁を演じるための経験をつもうと考えたのです。
で、相手は 阿良川の兄さんたちは 家族みたいで駄目
三明亭からしは 聞くまでもない
阿良川魁生は 論外
…ということで昔なじみの“ジャンボ”こと尾崎君を誘ったのですが、当の尾崎君は朱音の勢いで突っ走るところが“悪化してやがんな‼”と戦慄するのですw
いやいや、前回から悪戦苦闘している朱音とそれを楽しんでいるうらら師匠の対比が面白い回でした。
このところ出番の少なかったキャラが出てきたのも私は嬉しかったです。
尾崎君はそうですね、朱音が落語家(というか「阿良川一門の真打」)を目指すきっかけの一つとなった重要キャラでしたしね。
落語の芸の肥やしに落語界以外からインプットしようというのは、滑稽に見えますが意外と理にかなって?いるのかもしれませんね。
…しかし昔を知れば”17ページ目”の朱音には”怖さを感じる”でしょうねw
まあ、朱音とデートなら尾崎君はなんだかんだ言っても”内心嬉しい”でしょうがねwww
第1話では”いやなキャラ”だった”ジャンボ”こと尾崎君です。
成長した”ジャンボ”は一流の柔道家に! 第2巻です。
最新刊は3月発売予定の第5巻です。