昨日仕込んだ、実も皮も全部使ったマーマレードの作り方です♪パウチクックではありませんが、実まで全部使って簡単に出来るマーマレードなので、皆さんにお試しいただきたく、ご紹介いたしました☆
材料
オレンジ 1kg
水 600~800cc
さとう 600g
作り方
①オレンジを4等分し、皮と実を別々にする。
②皮はお好みの厚さにスライスする。実は、写真のようにざく切りにし、種を取り除く。
種は、お茶パックなどに入れておく。
③皮を苦みを抜くために、2度、10分ほどゆでる。お湯は、その都度、捨てる。
④③と、用意しておいた実の部分、水、さとう、種を大きな鍋に入れて煮る。
⑤とろみが出てきたら、出来上がり!!
☆ワンポイントアドバイス!
・他の柑橘類でもできます。材料によって、薄皮が厚くて食べられない場合は、種と一緒にお茶パックや、ガーゼなどに包んで一緒に煮ます。
これは、柑橘類のペクチン(ジャムをトロッとさせるもの)が種と薄皮の部分に多く含まれるからです。
・水は果物の水分の様子を見て調節してください。
余談になりますが、マーマレードの思い出をすこし。
私は、イギリスのTante Marieという調理師学校を卒業しました。
イギリスは食べ物のおいしくない国、というイメージの方も多くいらっしゃると思います。
でも、美味しいものも沢山ありますし、少なくとも伝統的な家庭料理はかなり美味しいのです!
マーマレードも、その中の1つ。
私がお世話になったホストファミリーは80歳くらいの、とてもステキなご夫婦でした。
やっぱりマーマレードが大好きでした!!
朝食のトースト(これが、日本では考えられない薄さ!日本の12枚スライスぐらいかしら。最初はラスクを食べている気分でした(笑))や、スコーン、ビスケットにチーズ。色々な場面でマーマレードは登場しました。ご夫婦で、好みが違うからマーマレードも何種類か揃えてありました。
ママは、色が濃くて厚い皮の入っているもの。パパは色が薄くて細ーい皮の入っているもの。
こんな具合です。
学校で作り方を習った時も、特別に補足の説明が加えられ、生徒たちも自分たちの好みを議論していたことを思い出します。ギャーギャー言いながら作ったマーマレードでしたが、最初は完全に失敗。ママに、「まるでオレンジのスープね。ここの学校のレシピ、何かがおかしいのよ!」と言われてしまいました(笑)。
結局、我慢して食べて下さったような記憶があります。
人によって好みがバラバラ、という意味では日本でいうそれぞれの家庭で作る漬物のような感覚でしょうか。
マーマレードを見ると、留学していたころをふと思い出します。
なんとなく落ち着く、懐かしい味です。たまには、スコーンでも作ろうかしら、と思いました…。
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