ザ・プレミア。(「紙の月」試写会レポ) | 赤いガチャポンのブログ(仮)

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どうも。
早速、わくわくキャラバンで北乃さんの訪れた宮島ロケが放送されたみたいですね( ・∇・)

もはや安定的に観ていないww
もみじ饅頭の手焼き体験をしたところは、み●じまん工房さんで合ってるかな←



さてと。
一昨日は髪を切った後、当選した「紙の月」のプレミア試写会に行ってきました(  ̄▽ ̄)

あ、別に韻を踏んだわけではないです←


「紙の月」プレミア試写会
11.2(Sun) 18:00開始 @新宿ピカデリー シアター1

“プレミア”って銘打ってあるだけで、何とも気分が高まる。だってセ●ンイレブンの金の食パンみたいなことでしょ(違うから)

プレス向けのイベントで降ったというお札が来場者にも配られました( ´∀`)

1million。つまりは100万円札っ!笑←


登壇者:宮沢りえ/池松壮亮/大島優子/田辺誠一/近藤芳正/石橋蓮司/小林聡美/吉田大八監督

(公式HPより)

豪華な顔ぶれで、どこを見ていいのやらヽ(´▽`)/

え、だから大島優子さん目当てじゃないですって←
可愛いんだろうけど、小悪魔的なシースルードレスを来ても、あまりセクシーさは感じなかった(苦笑)

それよりも近藤さんと小林さんが耳打ちして、笑いあってたのが、ほんわかしていて印象的だったかな。



撮影中のエピソードでは、、、

なかなか思いつかない池松くんが最後に回されて、最終的に「ラブホテルのベットの上で、りえさんが飛び跳ねてました」と暴露←

彼はとにかく人の暴露を明かすのが上手いですね(笑)


滅多にそういうところに行かないのでテンション上がっちゃいました。滅多にというか、あまり・・・(苦笑)」と宮沢さん。

“あまり”と言い直したものの、完全否定はしないんだ←

あまり着飾らないところが素敵です。
もっと落ち着いた方だと思ってたけど、「ヨルタモリ」なんかでも結構はしゃいでるし、プラスの意味でイメージが変わりましたσ( ̄∇ ̄;)



「紙の月」

バブル崩壊直後の1994年。夫と二人暮らしの主婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。細やかな気配りや丁寧な仕事ぶりによって顧客からの信頼を得て、上司からの評価も高い。何不自由ない生活を送っているように見えた梨花だったが、自分への関心が薄い夫との間には、空虚感が漂いはじめていた。そんなある日、梨花は年下の大学生、光太と出会う。光太と過ごすうちに、ふと顧客の預金に手をつけてしまう梨花。最初はたった1万円を借りただけだったが、その日から彼女の金銭感覚と日常が少しずつ歪み出す——。


真っ当な人生を送っていたはずの主婦が、なぜ横領に手を染めたのか。彼女が本当に手に入れたかったものは何だったのか——。
角田光代×吉田大八×宮沢りえ。日本映画界最高峰のコラボレーションにより、感情をゆさぶる衝撃のヒューマンサスペンスがついに誕生した。


原作は未読。NHKでやっていたドラマ版はなんとなく観てました。きっと回想シーンで相楽樹ちゃんが出ていたからだ←

とりあえず内容には触れないように、細心の注意を払いながら、感想を書きます(大袈裟)



何といっても面白かった。
役者さんの演技、音、物語の進んでいく緩急がとても絶妙だった。


いつも通りに流れている日常。

日常が歪み出して、自由を求めて、堕落していく疾走感。

そこから徐々に亀裂が入り、何もかもが崩れ、じわじわと追い込まれていく。


それはまるでジェットコースターに乗っている気分。そして見終わった後はジェットコースターから降りたときの倦怠感。

この疾走感は映画でしか描けないかもしれない。息苦しい。


スクリーンを通して、横領を知ってしまっている、共犯のようなスリリングな感覚。やっぱり息苦しい。

他人事ではない。そんなに遠い話ではないのかもしれない。誰もが一線を越えてしまう“危うさ”を常に持っている。



Twitterでも呟いたけど、人間が服を着るのは、誰もが内在している衝動を抑えるためなのではないだろうか。

ましてや、それが金銭的なものであればなおさら。たぶん必死にその衝動を日々抑え込んでいる。無意識のうちに。

いや、それはどうでもいいんだけど←


とりあえず1万円を借りて、後で戻しておく。そんなの極めて“ありがち”の話だ。

お金なんて、結局はどれも同じ紙切れに過ぎない。最終的に帳尻があっていればいいのだ。

だから実際にこの主人公もそうした。
すぐに元通りに戻した。

ただそれだけのことだった、はずなのに・・・



なかなかいいところで切ることができた、と自画自賛してみる(  ̄▽ ̄)ドヤッw

fin.


とにかく本当に面白かった。
面白かった、という一言では語れないくらい面白かった←

なので、これは一見の価値ありです!と宣伝でもしておきます( ̄∇ ̄)ゞ