そもそものゴルフとの出会いは、父親の練習について行って興味を持った小学校高学年くらいで、自分のクラブを買ったのは中学生になってからだったと思う。

100円のサンドウェッジとボール1個を持って海へ行き、海岸を行ったり来たりしながら打ち方を覚えた。

その後は、ゴルフパートナーやリサイクルショップで投げ売りされているよくわからないメーカーのクラブを1つずつ買い揃えていき、夏休みになると父親に早朝ラウンドに連れて行ってもらった。

社会人になり、新品でフルセットを揃えたいと思ってゴルフショップに向かうも、有名ブランドのフルセットは手の届く金額ではなく、店員の勧めるまま5万円の初心者セットを買ったが当時は下調べもなしにただ新品を求めていたため、

「初心者丸出しでダサくない?」

と私より下手な大卒同期に笑われ、ならばと有名ブランドのいわゆる名器と呼ばれるクラブを中古で購入しても、

「なんでわざわざ古いクラブ買ったの?金ないの?」

確かに高卒入社では大卒ほど稼げるわけもなく、大卒同期達のラウンドペースについていけなかった。
お金がないならこんな高い趣味続けられないよなと転職のタイミングでゴルフ道具一式を売り払い、ゴルフから離れる決意をした。

転職から数年経ち、社内のゴルフコンペがあるらしいと噂を耳にした。
もうゴルフはやらないつもりでいたが、仕事も安定してきたし、また父親と回れたらいいなと思い中古のクラブを物色し始めた。

過去のトラウマ的に、【初心者らしくなく古く見えず人と被らない】をテーマとしてクラブ探しをしていく中で、地クラブというジャンルを見つける。
その中でも特にムジークというメーカーに惹かれた。

ムジークは音楽を楽しむようにゴルフを楽しむというコンセプトのメーカーで、クラブ以外にもボール、グリップ、グローブも生産しており、どれも画期的で個性的なアイデア商品だったため、このメーカーで揃えたい!という強い願望を持って新品中古拘らず一通り揃えることにした。

おかげで、ゴルフコンペでは珍しいクラブを使う大型新人みたいな位置付けで注目され、人の繋がりを広げることができた。

今後も、ムジークと共にゴルフ人生を歩んでいこうと思う。







ゴルフのメーカーといえば、キャロウェイ、テーラメイドなどの海外ブランドとダンロップ、ミズノなどの国産ブランドがあるが、国産ブランドの中でも、大手ゴルフショップに流通せず工房など特定の地域で販売されるものが地クラブである。

地クラブは、大手メーカーのように完成品を販売するのではなく、ヘッド単体やシャフト単体で販売することで自分専用にカスタマイズすることを前提としているため、玄人向けすぎて一般アマチュアには手の届かないイメージが根強かった。

私自身も、地クラブはオーダーメイドの高級品という感覚で、気難しい工房の職人と仲良くなれないと買うことができないものだと思い込んでいた。

しかし、オンラインショッピングが主流になった昨今では、地クラブは少し手を伸ばせば手に入るところまで身近になったと感じている。


尖った性能、限定的なターゲット、高い品質。

そしてなにより、人と被らない特別感。


それが地クラブ。