07年 1月21日(日)


1月7日に放送された、関西テレビ制作の人気番組

『発掘!あるある大事典Ⅱ』で、納豆のダイエット効果を

紹介したところ、スーパーなどの店頭から納豆の品切れが

続出するほどの社会現象にまで発展した。


ところが、その実験結果やデータは架空のもので、

専門家らのコメントを捏造して放送していたことが発覚した。


同業者としては、情けなくもあり、腹立たしくもある。


実験結果などは「すいません、ウソでした」で済む話だが、

専門家のコメントを捏造するという行為は、

取材に協力していただいた方の恩を仇で返すものであり、

我々が最も注意を払う点である。


今後、その専門家の方々は、「もう取材は受けない」となり、

他の報道メディアにも迷惑をかける。

そういう意味で腹立たしいのだ。


大手制作会社の日本テレワークは、

9つの孫会社に制作を発注していたようだが、

「どのチームが担当していたかは調査中」というコメントを出した。


どこが制作していたのかわからないなどということは、

この業界ではありえない話で、

日本テレワークは何を守っているのか?と勘ぐりたくもなる。