3連休のDVDタイム続き

 

次は「汚れたミルク」

 

これはパキスタンでネスレに対して戦った営業職の男の人の話。

今も解決はしてないらしい。

 

<ネタバレあります>

 

社会派の映画は時々見るけど、多国籍企業関係は2つめ。

この前はモンサントだった。

今回はネスレ。匿名でラスタ社になってたけど、ネスレっていう名前も出ていた。

主人公は、自分の家族のために、国産の薬の会社から多国籍企業のネスレに転職。

国産の薬に見向きももしなかった医者たちは、(海外の薬のほうがいいんだってなぜ?)

主人公アヤンのお金や物による賄賂+αにより

粉ミルクを母であるかれらの患者さんに勧めていく。

その粉ミルクは、貧しい地域の子供たちには、汚い水で薄められたものが飲まされていた。

しかも高い粉ミルクを買うお金を節約するために、薄い薄いミルクとして。

そんなミルクしか飲ませてもらえない赤ちゃんたちは下痢嘔吐による脱水、

そして栄養失調により死んでいく。

その事実を知ったアヤンは、会社を辞め、会社を訴えることに。

しかし逆にわいろを渡していたのが会社の規約違反だといわれてしまう。。。

実際に契約書にも書いてあり、上司から口頭で賄賂を指示することで

会社側は言い逃れできてしまう状態。。

 

正直、これを観たときに、ネスレの逃げ道はたくさんあるように感じた。

製品自体には何の問題もない。

使い方やインフラの問題。(政府の問題)

アヤンに関しても、契約違反でわいろを渡していた。解雇は当然。

 

卑怯だよね。

多国籍企業のこういうところが卑怯だなぁと思う。

その国のその地域に本当に必要なものなのか、

それを判断できるだけの教養があるのか。。。

もちろん国の地域保険の問題にもかかわってくるけど。。。

自国では大丈夫だったから他国でも大丈夫という考え方、

売れればいいという考え方は必ずしもすべての人を幸せにしないということを

もうそろそろ考えたいよね。。

そして消費者がより賢くなるべきで、

お医者様至上主義はどこの国ももうそろそろ崩壊するべき。

 

そういえば最近粉ミルクじゃなくて液体ミルクが出始めているらしいけど

このこともあってなのかね。

ミルク派と母乳派が日本では戦ってる(?)けどどっちでもいいと思う。

大切なのはお母さんが納得していること。

そのためにはお母さんがもっと賢くなって強くならないとね。

そして迷ってる不安の大きいお母さんを支える家族がいること。

一人で不安なのは当然だし、誰かにすがりたくなる気持ちもわかる。

その時お医者さんや大手企業さんの甘い言葉に誘われるんじゃなくて、

最後は自分が納得する。決める。これが大事なんじゃないかな。

人のせいなんていくらでもできるし。

 

これは。。。なかなか解決するのに時間がかかりそうだなー。

ネスレとモンサントね。。。はぁ、無意識に避けてしまいそうです。

ほかにもたくさん利益追求多国籍企業はあるんだろうなぁ。。。