。 | つれづれのーと

今年も1月15日がやって来た。
昔でいう成人の日だね。

なかなか近況報告に行けずにごめんね。

でも、忘れた事はないよ。

私の勝手な思いなんだけど、『千の風になって』の歌詞にあるように、


千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

たまにはこちらにも気まぐれな風になって会いに来てね。


色々あって、多感な時期で、距離を置いていた事もあったのにね。

でも、距離を置いていた時期でも、部活の合宿で着ようってお揃いで買った暗闇で光るTシャツ、ずっと大切に持っていたよ。

いつかまた同じコートでテニスが出来ると信じていたから。


前日の電話、まさかあれが最後の会話になるなんて、想像もつかなかった。

こうして話すのは久しぶりだね、お兄さんも元気?と、兄の事まで心配してくれたよね。
兄は一生懸命手編みで編んでくれたマフラー、その後も大事に持っているよ。


今でも悔しいし悲しいし、乗り越えられていないのかもしれない。
今だになぜって思う。

でも残されたご家族はきっと前を向いて進んでいるよね。そう信じたい。

弟さんがご結婚されたのは風の便りで聞いたよ!おめでとう。

無邪気な笑顔はあの頃のまま、忘れない。

戻れるなら戻りたい。きちんとありがとうとごめんねを伝えたい。

思い出すと悲し涙になってしまうから、今日は楽しかった思い出を紡ぎながら寝るね。

今年は必ず会いに行くから。

寂しい会いたい言葉を交わしたい。



本当に、何も理解してあげられず苦しい思いをさせてしまったのかもしれない。ごめんね。

せめて夢の中で会いたい。でも人気者だから、忙しいよね、予約待ちかな。

それでも待ってるから。

学校そばのお店でクリームソーダを一緒に飲む約束、忘れてないよ。

学校はもう統合されて無くなってしまって、町並みもあの頃とはだいぶ変わっているけど
今でもあるなら。今度一人でも行ってみるね。

そう言えば小田和正さんの『あの人に会える』という曲を教えてもらったよね。まだ聴いているよ。
あの人に会える、だからここに来る、あの頃のままのこの場所へ。
本当だね。目印の欅は今もあるはず。

あの場所に行けば、会えるのかな。


いつかまた会える日まで。

それまで何とかやっていくから。ずっと心の中にいてね。

どこかでたまに見ていてね。


バイバイ、またね。