とてもさびしい


さびしくて気持ちがいい


明日には忘れるだろう


明日には別の人を恨み


別のことを悔やむだろう


気をまぎらわせて


目をそむけたまま一生が終われば


それでいいのではないだろうかと


世の中の残酷なことを


すべて知る必要があるのかと


緩慢に


痛みもなく


手放すということ


物事が


望まないかたちに固まっていくのを眺めること


なぐさめさえ言おうとしなくなること


必要としなくなること


忘れること