今回は「Look after」を取り上げます。

 

では、いつものように 基本動詞の「Look」のイメージを再確認します。

まず、頭の中に「Look」「何かを注視している」イメージの絵を描きます。

 

次に、afterのイメージを 付け加えます。

「after」の上下のイメージは 「視点」違いを表しています。

例文で考えます。

He's running after you.

この文の場合、「彼は あなたの後を 走っている→追いかけている」という彼に視点を当てた解釈と

あなたに視点を移した場合、「あなたは、彼に追従されている」

どちらも追いかけて走っているのは一緒ですが、「Look after」の場合は、視点の違いにより別の解釈がイメージできます。

 

He's looking after you.

主語の「He」が あなたの後ろにいる事実は変わりませんが、主語に視点があるため「後ろから追従するイメージ」になります。

「look after」「世話をする」という意味は、世話をする人が対象者の後ろにいて、その行動を見守り、必要に応じて助けるというイメージです。

 

She's looking after her baby.

この例がわかりやすいです。

彼女は注視しています。→赤ちゃんの後ろもしくは背後(赤ちゃんに追従して)

彼女が 彼女の赤ちゃんの世話をする光景が浮かびます。

ChatGPTにイメージを描いてもらいました。

 

「after」「~の後に」とだけ覚えていると壁にぶつかります。

コアとなるイメージと視点が大事となります。

 

He's running after you. の場合

「after」を→に変えると 彼とあなたの位置関係が不明になります。

「after」を使うことで 彼とあなたの位置関係がはっきりします。

要は→より情報量を増やす目的で「after」を使っています

 

次回は、「Look after」2日目で 発音、音節、類似表現を取り上げます。