- ゲーリー・ワイス, 青木 純子
- 証券詐欺師―ウォール街を震撼させた男
証券詐欺といっても、難しい仕組みを使ったような話ではなく、ワラントやIPO株を使っての価格操作で、口先三寸で個人投資家を騙したブローカーの話で、どちらかというと(古いですが)豊田商事事件のようなイメージです。
これが1990年代の米国で実際に起こっていたというのは驚きで、米国の証券市場のイメージとはずいぶん違います。
原題の「Born to Steal」というのは主人公となっている青年についてのことなのでしょうが、「詐欺」というよりは「盗み」といったほうがぴったりきます。
個人投資家を騙すブローカーにマフィアが結びついているという話で、日本でいうと暴力団とフロント企業のような関係です。
この本を読むと日本の証券市場のほうがまだそういった勢力が入りにくく、クリーンな感じがします。









