有希:「兄者が気づく前に、俺は気づいてたぜ?この階に下りてきてわりとすぐに。俺は他人の視線を感じるハイパーセンスを持っているのさ。」
有希:「ほら。さっさと起きろ。可愛い妹とデートに行くんだからな。」
ということで、ショッピングモールへやってきた政近と有希です。
映画を見て、有希の夏用ワンピースを見ていると、
政近:「ところで、妹よ。」
有希:「なんだい?お兄ちゃん様よ。」
政近:「さっきから視界の端に銀色の何かがチラチラ見えるのは気のせいか?」
有希:「気のせいじゃないと思うぞ。My Brother。」
政近:「だよな。お前いつの間にかポニーテイル解いてるし、所作がお嬢様モードになってるし。」
アーリャが二人を見てました。隠れるように。
有希:「兄者が気づく前に、俺は気づいてたぜ?この階に下りてきてわりとすぐに。俺は他人の視線を感じるハイパーセンスを持っているのさ。」
政近:「マジか?言ってて恥ずかしくない?」
有希:「めっちゃハズイ。」
有希が声をかけると、アーリャはおろおろしていました。
有希:「折角ですので、お昼をご一緒しませんか?」
政近:「お前、あの店にアーリャを連れて行く気か?ダメだろう??」
有希:「アリサさん。辛い物はお嫌いですか?」
アーリャ:「いえ、嫌いではありません。」
※ここで大きな齟齬がありました。アーリャは辛い物とはポンカレー甘口(ボンカレーですな)を想像していたのですが、有希と政近は超激辛ラーメンに行くつもりだったのです。