そんな世界を気づかせてくれたのは山田がいたから。僕は山田が好きだ。
杏奈は泣き出してしまいます。
杏奈:「大切な修学旅行で、楽しもうと思ってたのに、京太郎が楽しければ私は嬉しいと思っているのに。ずーっとオーディションの事考えてる。自分勝手だよね?ごめんね。」
京太郎:「(安心した。自分の夢に背を向けることに涙する山田。割り切ることができない山田。そんな山田だから僕は。)山田杏奈。僕を舐めるなよ?ぼくはずっと一人だった。それが当然だと思ってた。でも、僕には友達ができた。足立、大谷、神崎。女子とも話せるようになった。少しづつ色がついて行って、学校が楽しい。山田がいなくたって楽しい。でも、そんな世界を気づかせてくれたのは山田がいたから。僕は山田が好きだ。」