月詠:「かなり問題のある女神だ。できる限り、大目に見てやって欲しい。」
真を異世界へ連れ出したのは月詠命でした。
真:「月詠?あの日本神話の月詠命??それがどうして?」
月詠:「これは、博識だな。だが、事情を聞かされていないのだな。真殿のご両親は異世界出身だ。」
真:「えええっ?!言われてみれば、親戚とか会ったことないけど。」
月詠:「ご両親は事情があって、異世界の女神と契約を交わして日本へ来た。いつか最も大切なものを一つ捧げるという条件でだ。」
真:「それって、僕が行かないと、ゆきこ姉さんか、まりが連れていかれるって事?」
月詠:「いかにも。」
真:「判りました。しかし・・・」
月詠:「案ずるな。男の数々の夢は私が責任を持って処分する。」
真:「(涙を流して)あんた、神だ!神様だよお!!」
月詠:「今までの世界を捨てる代わりに、私の力をできる限り与えよう。真殿。これから会うのは、かなり問題のある女神だ。できる限り、大目に見てやって欲しい。」
女神の前に来た真です。
女神:「あんた、本当にあの二人の子供?ブサイクね。どこの醜いアヒルの子よ。キャンセル。私に相応しい勇者は別に手配したから、あんたは世界の果てでじっとしてな!あんたに力渡すの嫌だけど、妥協して、ヒューマン以外の言葉と、読み書きはできるようにしてあげる。」
ということで、真は世界の果てに飛ばされてしまったのです。アーメン。(^_^)