僕の心のヤバイやつ!(9)僕は山田が嫌い3 | アニメ大好きですのブログ

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杏奈はもっとギュッと抱きしめました。

 

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なんと、京太郎は、杏奈が南條先輩をけん制するために、自分を利用したのか?と思っていました。

京太郎:「そうか、利用したんだ。しつこい男をけん制するために、好きでもない男を利用した。」

今まで、あれだけ距離が近かったのに、そんな考えに及んでしまうのは・・・悲しいですが、自信がない奴にはあり得ますね。

でも、そおう思い込んだ京太郎は、翌日から杏奈を避けるようになりました。図書室へも行かなくなりました。そして杏奈と話もしなくなりました。

強硬手段にでる杏奈。

杏奈:「怒ってるの?なんで??わたしが近いから?」

京太郎:「違う。」

杏奈:「ごめんね。」

泣き出します。

京太郎は思います。

京太郎:「(ああ。そうだよな。山田がそんな奴じゃないって、最初から判ってたよな。嫌いになる理由が欲しかっただけなんだ。本当は欲しくてたまらないのに、どうせ、手に入らないから。一緒にいてどんどん好きになっていくのが怖いから。)」

京太郎:「用事があっただけだから。」

杏奈:「ほんと?怒ってない??」

京太郎:「ああ。」

その瞬間、杏奈に抱き着かれたのです。

杏奈:「近いの嫌だったね。」

京太郎:「嫌だなんて、言ってない。」

杏奈はもっとギュッと抱きしめました。誤解が解けて良かった良かった。(^_^)