セイカ:「もう一つお願いですが、イーファを僕の従者として学園に通うことを許してください。」
セイカがモンスターを倒した瞬間を、父親も見ていました。彼は、それをどう思ったのかわかりません。
ただ、その日の夕食は豪華になり、父親から、初めて褒めてもらったセイカでした。
父親:「今日、私の息子が素晴らしい武勲を挙げたようだ。あれほどのものは、熟練の冒険者でも容易ではなかった。」
ルフト:「セイカは勇敢でしたよ。父上。」
でも、グライだけは、悔しい顔を隠しもしません。
父親:「褒美を出さねばなるまい。」
セイカ:「それでしたら、お願いがあります。ロドネア魔法学園に入学させてください。」
父親:「いいだろう。だが、伯爵家といっても試験免除はないぞ。自力で合格することだ。」
セイカ:「もう一つお願いですが、イーファを僕の従者として学園に通うことを許してください。」
イーファ:「ええええ~!?」
あーあ。イーファはセイカの人生に完全に組み込まれてしまいました。(^_^)