カミナ:「うわあああああ!」ヨーコ:「カミナ!?」シモン:「兄貴!?」
カミナ:「お前らはガンメンを食い止めろ。シモンは、俺が何とかする。」
カミナ:「ここを開けろ!シモン!!歯、食いしばれ!!・・目、覚めたか?お前の側には俺がいる。信じろ。」
シモン:「判った。」
グレンに戻ったカミナですが、そのとき、下から敵の攻撃が来ます。
カミナ:「うわあああああ!」
シモン:「兄貴!?」
ヨーコ:「カミナ!?」
敵指令:「わしのダイガンザン。そう簡単には渡さん。」
カミナたちが囮となって、その隙にシモンがダイガンザンに突っ込みます。
シモン:「ラガン・インパクト!!」
ヴィラル:「何をしてるんだ?」
カミナ:「合体したんだよ。頂くぜ。あのデカブツ。」
ヴィラル:「カミナ。図ったな?!」
ヨーコはカミナの背後を守ります。
ヨーコ:「約束だからね。」
シモン:「うまく動かせない。」
リーロン:「合体が上手くいってないの??」
ロシウ:「なにか気がかりがあるのでしょうか?シモンさんの精神状態と関係があるのでしょうか?」
これは、ヨーコに失恋したカミナの心が揺れ動いているからでした。
シモン:「なんで、こんなことで集中できないんだ??」
ヴィラル:「雑魚には構うな。ダイガンザンに戻れ!!」
カミナ:「ヴィラル。てめえは行かせねえ!」
今度はカミナに珈琲を持って行くヨーコ。
ヨーコ:「はい。」
カミナ:「ああ?」
ヨーコ:「あんまり食べすぎると。かえって、動けなくなるんじゃない?」
カミナ:「パワーがいるんだよ。今日は特にな!ヨーコ。後ろは頼んだぜ?」
ヨーコは、カミナにキスします。
ヨーコ:「ほんと。後ろは無防備だね?」
カミナ:「お前。。戻ったら、10倍返しだ。覚えとけよ?」
ヨーコ:「カミナ。楽しみにしてるよ。10倍返し。」
ヨーコがカミナを好きなのは、結構、あからさまでしたが、それにショックを受けたのがシモンでした。
そして、いよいよ、ダイガンザンとの決戦です。
(カミナの最後の戦いになります。)
ミギー:「シモン。ビビるな。」
ダリー:「シモンなら、できるよ。」
シモン:「ああ。そうだな。」
カミナ:「一世一代の舞台だ。燃えてきやがったぜ。」
寝ているシモンを、ヨーコが起こします。
ヨーコ:「火山で噴出してるの、マグマだって。」
シモン:「兄貴と一緒だ。地中で我慢できなくて、噴出してくる。」
ヨーコ:「おんなじこと言ってたよ。カミナも。」
ヨーコ:「ねえ。シモン。・・・なんでもない。頑張って。」
ヨーコはリーロンに、銃のメンテを頼んでいました。
ヨーコ:「今日は失敗は許されないから。グレンラガンとグレンじゃ、パワーが全然違うわ。言って聞く男じゃないから、あとは、あたしが。」
リーロン:「あんたも、メンドクサイ女よ。」
ヨーコは好きなカミナの心配をしていたのです。リーロンはそれに気づいていました。
カミナの噂を聞いた人々が、獣人からガンメンを奪って、カミナの元に集まってきました。
カミナ:「明日、獣人はまたやってくる。俺たちで、あのデカいガンメンも、かっぱらっちまおう!!そうしたら、明日から、あれが俺たちの根城だ。」
シモン:「でも、どうやるんだよ?兄貴。」
カミナ:「それは、お前がやるんだよ。」
シモン:「俺?」
それを、ヨーコが厳しい顔で見つめています。
リーロンの理論では、グレンがラガンのシステムを乗っ取って、強くなるように、ダイガンザンのシステムを乗っ取ればいいのです。
ヨーコ:「大丈夫。シモンならやれるわ。」
リーロン:「シモンの気合次第。」
その夜。
カミナとヨーコが話しています。
カミナ:「良い月だ。あれが見れただけでも、出てきて良かった。俺たちは勝たなきゃならねえ。シモンやデコスケ(ロシウ)がおてんとうさまを見て暮らせるようにしてやりてえ。」
ヨーコ:「カミナ。あんた脳みそ会ったんだね?今日みたいな無茶はもう、しないで。あたし、怖かったよ。」
そのとき、火山が噴火します。
カミナ:「なんで、お前らがガンメン乗ってるんだ?」
ヨーコ:「あんたのせいよ。あんたを真似て、ガンメンをかっぱらったのよ。他の仲間ももうすぐ来るわよ。」
しかし、グレンラガンは、タコ殴りにされます。
ヨーコ:「今のグレンラガンじゃ、勝ち目がないわ。今、倒れたら、誰が仲間たちを引っ張っていくの?」
シモン:「兄貴、逃げよう。兄貴を生きて帰すためなら、怖気づくよ。逃げよう?」
カミナ:「ダメだ!」
その時、シモンは何かを思いつきます。
シモン:「兄貴。俺、何とかしてみる。任せて?」
カミナ:「この喧嘩、お前に任した。」
ヨーコ:「崖っぷちじゃない?」
ヴィラル:「ははは。終わりだ。」