みかり:「待って!!行かないで、先輩。せっかく、こんな近くに来てくれたのに。もう少し、このままで。」
みかり:「みかりは変わったの!もう、子供じゃないんだから。」
正宗:「その、両手で髪いじる癖、変わらないな?小さい頃よく遊んだ、あのみかりだ。」
そして、ラッキースケベです。滑って転んだ正宗が、半裸のみかりを押し倒します。
正宗:「すまん!」
みかり:「待って!!行かないで、先輩。せっかく、こんな近くに来てくれたのに。もう少し、このままで。」
正宗:「そういえば、どうしてびしょ濡れなんだ?」
みかり:「ちょっとね。制服乾くまで、ここで、干してていい?・・・あーあ、ブラまで濡れちゃった。先輩に会うかもって、可愛いのしてきたのに。見なくて良いの?」
正宗:「冗談言ってないで、早く着替えろ。」
みかり:「着替えたから、こっち向いていいよ。」
で、正宗が振り返ると、全然着ていないみかりちゃんです。
みかり:「あっ!ごめん。まだだった。」
正宗:「からかっているのか?」
みかり:「みかり、着替えなんて持ってないもん。昨日遅くまで仕事だったから、乾くまで寝かせて。先輩も一緒に寝る?」
みかり:「昔は女の子扱いしてくれなかったから。みかり、可愛くなった?」
正宗:「別に、みかりは、昔から可愛かったろ。」
そう言われて、さすがのみかりも、真っ赤です。
リリサ:「私たちも楽しい部活しましょう!」
正宗:「コスプレ撮影しよう。初めてだったけど、あれは、楽しかった。君のコスプレは可愛かった。」
リリサ:「嬉しいです。」
すぐ、脱ぎ始めるリリサです。が、今日は持ち物検査の日だったので、コスプレ衣装を持ってきていませんでした。
そこで、空き教室で、
リリサ:「ここでカメラテストをしましょう。制服のままで。レンズも50mmの単焦点でちょうどいいので。」
正宗:「とりあえず撮ってみたけど、どうだ?」
リリサ:「カメラのせいじゃないですけど、素の自分って、ダッサイですね。」
正宗:「そうか?これはこれで。」
リリサ:「流石先輩。制服のコスプレだと思えばいいんですね?どうですか?少しはマンガっぽくなりました?」
正宗:「(あああ。これはリリサだぞ?リリエルじゃないんだぞ?)」
リリサ:「もっとマンガっぽいポーズで。」
すると、下着が丸見えになります。
正宗:「下着は衣装・・か?リアルドジっこ?」
写真チェックです。
正宗:「リリサの要望通り、激エロに撮れてるはずだ。」
リリサ:「このパンツは衣装じゃないんで、見ちゃダメです。先輩のエッチ!!」
みかりは、芸能界ではみかりんと呼ばれるほどの人気です。当然学校でも知らない人はいません。
サインをしながらみかりが聞きます。
みかり:「ねえ、この学校。漫画の部活ある?」
男子:「漫研?そんなのあったっけ?」
その頃、正宗はリリサの胸を揉んでしまったことを、すっごく気にしていました。
正宗:「あれは不可抗力。ここは、何事もなかったかのように振舞うべき。リリサ、もういるかな?」
いました。
正宗:「(気まずい。なにか話さねば。)」
リリサ:「(まだ、ドキドキしている。昨日、薬飲んだのに。)」
正宗:「そういえば、今朝はなにか騒がしかったな?」
リリサ:「私のクラスに入学してきた娘が、いまして。なんか、人気モデルの。すっごく可愛かったですよ。」
正宗:「君、意外とミーハーなんだな?」
リリサ:「あの顔とスタイル、ミリエラにぴったりだと思うんです。あんな娘と併せできたら、最高。」
政近に「可愛い」と言われ続けて、
アーリャ:「気持ちいい!!!」
アーリャ:「次は・・・つぎは・・♡。ちょっと大胆過ぎるかしら?でも、久世君だったら、褒めてくれるわよね? これは、どう?♡」
でも、そこには戻った有希がいました。
有希:「んま!アリサさん。大胆!!」
政近:「っすね。」
再び更衣室の中に戻ったアーリャは、ロシア語で呟きます。
アーリャ:「(ロシア語で)消えたい。」
外では、
有希:「アーリャさん、何て?」
政近:「消えたいってよ。」
有希:「ふん!うぶなベイビーだぜ!」
3人で電車に乗って帰りますが、
政近:「じゃあ、また月曜日にな。アーリャ。」
有希:「今日は楽しかったです。またご一緒しましょうね?」
アーリャ:「ええ。また。・・・あり得ない。あんな短いスカート。はしたない女だって思われた。・・・あれ?なんであの二人、同じ駅で(降りたの?)?えっつ?」
政近に可愛いと褒められて、一人悶えていたアーリャですが、
アーリャ:「久世君、意外と女の子を褒められる人だったのね?感心だわ。意外と手馴れてる?」
思い出すのは、悪乗りする有希の顔でした。
アーリャ:「(たしか周防さんはボーイッシュな服装だったはず。)どうかしら?」
政近:「今度はぐっと感じが良くなったな?アーリャは可愛い系というより、美人系だから、そういうのも似合うと思うぞ?」
そこから次々とアーリャのファッションショーが始まります。
そして、何を着ても可愛いと褒めまくる政近の言葉に、自尊心が満たされるアーリャでした。(^_^)
正宗:「凄い!どこからどう撮っても、画になる。案外、楽しいかも?」
リリサ:「見せてください。先輩。・・・凄い。超絶可愛いリリエルが撮れてます。伝わったんですね?私のリリエル愛が!」
リリサ:「ああ。もうこんな時間です。制服に着替えますね?」
正宗:「(俺は彼女に邪な感情は抱かないと約束した。二言はない。最高にクールな後輩じゃないか?応援しよう。)」
リリサ:「あの、先輩。ファスナーが噛んじゃって、脱ぐの手伝って貰えませんか?ファスナー上げてくれるだけで良いんです。」
正宗:「ああ。確かにガッチリ噛んでるな。」
正宗の力でファスナーは取れますが、
リリサ:「先輩。ありがとう・・・あっ!?」
とまあ、リリサはコケて、政宗に倒れ掛かってしまいます。
正宗:「大丈夫か?リリエル!」
リリサ:「ありがとうございます。アッシュフォード様。あと、・・・そろそろ離して貰えますか?」
正宗は、支えるためとは言いつつも、リリサの胸を触っていました。(^_^)
正宗:「わわわわ。わざとじゃない。」
リリサ:「判ってますよ。時間かかるので、先帰っててください。」