【個人的酒の流儀.2】お通しについての考え方 | 日々酒とメシと音楽と映画と読書

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音と映像の業界に身を置いて30数年。
日々聴いてきた音楽、観てきた映画、読んだ本(コミック含む)の感想などをのんびりとゆるやかに書いています。
時々酒と旨い食べ物の話なども。

最近は席料を取る代わりにお通しを出さない店も増えてきた。

個人的にはそちらのほうがありがたい。

(写真はイメージです)

 

 

 

店に入って最初に口にする料理が自分の苦手な食材だと、その後自分の中で盛り上がっていくのがなかなか大変なのだ。

だからと言って「要らない」というのもなかなか勇気がいるもので、以前お通しで苦手なものが出てきたので、「会計はつけてもらって構わないので、下げてください」と言ったところ、店員にあからさまにムッとされたこともある。

こちらは捨てるのはもったいないと思って言ったんだけどね。

自分の真意を伝えるのは時に難しいこともある。

「法的にお通しは断ることもできる」という説もあるようだけど、なかなか言えないよね。

 

 

 

最近はお通しでも盛り付けに凝った小鉢を出してくれるお店も増えてきた。

2~3種類の中から選ばせてくれる店もある。

そのお通しがうまかったりするとついおかわりしてしまうことも。

(写真はイメージです)

 

 

焼き鳥専門店だと大根おろしがでてきたり、串揚げやだとカットしたキャベツ(おかわりできる店が多い)が出てきたりして、これもまたメインの料理を食べるための箸休めとしては非常にありがたい。

 

 

お通しにはその店の料理に対する自信や矜持が表れていると思う。

お通しが旨いお店はまず間違いなく、いい食材(高いという意味ではない)を使った美味しい料理を出してくれる。

 

 

逆に、日持ちがするようなしょっぱいモヤシのナムルとか、なんかよくわからない辛い春雨とかの業務用のお通しを出す店はまぁ、料理もそれなりのものしか出てこないことが多いと思う。

 

 

ましてやお通しプラス席料を取ったり、「お一人様1品以上の注文をお願いします」なんていう店はメインの料理によほど自信がないのだろう。

再訪しませんけどね。

 

 

席料やお通しという昔から連綿と続くこの日本の習慣を否定する気は毛頭ないし理解もしている。

ただコロナ以降多数の飲食店が閉店していくなか、しっかり客をキープして売り上げを保っている店があるのはなぜかということも考えてみたほうがいいんじゃないかと思う。

 

 

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