朝日新聞社が9月14、15日に実施した全国世論調査(電話)で、自民党総裁選で議論されている政策について尋ねた。「解雇規制の見直し」には賛成が37%で、反対48%が上回った。
総裁選では解雇規制の見直しが争点の一つとなっており、調査では「会社による社員の解雇が今よりもしやすくなるように、政府が規制を見直すこと」への賛否を尋ねた。
若年層ほど賛成が多い傾向があり、18~29歳は賛成61%、反対30%だった。40代は賛成38%、反対48%、60代は賛成26%、反対58%だった。
私は新卒に毛が生えたような時期に仕事で成果主義給与と人事考課の導入に取り組んだことがあり、当時は社内の若者のほうが一生懸命働いているのに給与は低く抑えられていると見えていたので
「成果を明確にして若年層の給与を上げる」
ことに意義を感じていました。
ただ結果的にそれは経営者の掌の上というもので、役職者でないベテラン社員から削った分の原資が還元されない状況も見てしまい、それから暫く自分でも勉強して採用と試用期間である程度見極めれば、日本は中小企業が多いのですし成果成果言わずに年々少しずつ給与が増えていく方がいいと思ってしまった……
外で働いたことの無い小泉進次郎が言い出した解雇規制の緩和は
「血気盛んな若者に受け入れられ易いが、後ではした金で切られる」
仮に会社に20年勤務し、月収が40万円だった人は400万円になる。40代なので再就職は難しいだろうということで係数を0.8にした場合は640万円になる。さて、あなたはこの金額で会社を辞めますか?
ことに繋がるのです。
ただでさえ成果と言っても当たった上司との相性などで客観性がかなり怪しいものなのに、歳をとって昔ほど働けなくなったという理由で追い出される日が来るとは……
「そんなのやってられるか!」
と言いたくなります、まだ若いうちは想像できないと思いますがねー
特に改善しても成果がすぐには見えてこないことの多いバックオフィス業務だと
「効率良くなったと言ったもの勝ち」
みたいな所あるからね……
河野太郎がマイナンバーカードで効率化できたと言うたびに、結局は社内の力関係で成果が歪められるのは変わっていないなと思ってしまうよ。
なので成果を求めると言っても基本の給与は年功でほぼ決まる形をとっておいて、上司の裁量でできればチーム単位で
「金一封」
を渡せるようになる位で良いのではと思う……
残業代や手当はもちろん付けるとして、感謝の気持ちを金と共に当人たちに示すって大事な事なのさ、ただ課税関係が面倒だから昔は飲み会などで御馳走する形をとっていたのだよねー。
……とボンボンの小泉進次郎が言い出した解雇規制緩和について、若者は賛成したくなるでしょうが成果自体が怪しいという事を知って欲しいと思い、たとえ成果が数字で出る部署でも個人主義では限界があるのでチームとして働くことが大切で、ただそのためには上司が良く見て感謝の気持ちを示すのが大事だと思うので、やはり他人を切り捨てることを最初から考えておく必要のある解雇規制緩和には反対したいリタイア主夫です。
雇われると起きている時間のほどんどを仕事と通勤で使うことになるのですから、言われたことをマジメにちゃんとやっているだけでたまに褒められる位で無いといけないと思うのです……
そういう安定した毎日が収入に繋がってこそ
- 結婚しようか?
- 子ども育てられるかな?
と考えられるというものですからね! ホント今でも少子化が大変な事になっているのに、ここから解雇規制緩和が導入されたらもっと悲惨な事になるのでなるべく止めたい……
「人材の流動性というなら、ハローワークの手当が自己都合退職でもすぐ出て1年くらい勉強出来るようにする」
位で無いと信用できないです! ただそうするとハーフリタイアとでも呼ぶべき、1年働いて1年勉強するフリしてまた1年だけ働く人とか出てきますよ? それでいいのかなー?
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