最初にゴーヤ食べた人の勇気って! | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

 

最初にゴーヤ食べた人の勇気って!

 

うちは父方が鹿児島の出身だし、その「顔つき」から考えると、ご先祖様は「大陸から渡来した」というよりは「南の海からいかだに乗ってドンブラコ」という感じだと思う。

 

祖父母は戦後、離島教育に情熱を捧げた教師だったし、大叔母が「まだアメリカだった」頃の沖縄に嫁いでいたので、南方系の食材には馴染みがあった。

 

私が赤ちゃんの頃、祖父母は仕事の関係で関東に引っ越してきたが、その頃から“内地”では滅多に手に入らないゴーヤを家庭菜園で作っていた。祖父と河原の家庭菜園に行ったことは、数少ない「祖父との思い出」の1つだ。

 

ゴーヤはまだ珍しく、「このあたりの人は気味悪がって、畑泥棒も素通りする」と言っていた。畑にいると「画題にしたいから1本ください」と、近くの学校の先生がもらいに来たりしていた。

 

その頃、祖父たちは「ゴーヤ」でなく「にがうり」と呼んでいたが、子供舌の感性を差し引いても、当時のゴーヤは今スーパーで売っているものに比べて数段苦かったと思う。それで慣れているから、最近の「苦味を抑えるレシピ」とかを見ると「だったらなぜわざわざゴーヤ入れるの? 高いのにぃ」って思ってしまう。

 

ゴーヤは塩荒いしてサラダとか、湯通しして“おひたし”でも食べるし、祖母は糠みそで漬けてもいた。ウチはもっぱら「チャンプルー」だ。まだ米ドルが高くて$1=350円だった時代、沖縄の大叔母がせっせとSPAMを送ってくれていた名残で、必ずSPAMが入る。

 

 

子供の頃は「SPAMなんて、塩からいばっかりでマズいハムだ」と思っていたが、これがなかなか良い出汁が出る。沖縄の固い島豆腐は手に入らないので、木綿豆腐の水を抜いて「豆腐チャンプルー」にすることも多い。

 

最近の「お楽しみ」は余ったSPAMで作る「SPAMおにぎり」だ。

 

初めて食べたのは、リニューアル前の紀伊国屋ホールのロビーにあった(今もある?)小さなコーヒーショップだったと思う。仕事が終わって劇場に直行。芝居を見る前の“小腹”にちょうどよかった。

 

家でも真似して作るのだが、SPAMは油がけっこう強いのでなかなかご飯と馴染んでくれない。もっぱら「おにぎらず」スタイルになっちゃうんだよね。

 

 

 

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