「I」で話す。「YOU」で話す。
私はこの紫藤ナナさんって方は「初めまして」なんだけど、このショート動画を見て一発で惚れてしまった。
これ、すっごい正論だと思う。
このブログでもしつこいぐらいに書いているように「障害者」、とくに発達障害を持つ人の場合、100人いれば、症状の出方も強さも100通りだ。
そこに個々の性格が加わるから「発達障害の人って~~だよね」とか「ADHDって~~でしょ?」とか言われても困るのだ。
あなたの頭の中にいる「その人」と「私」は別の人。一緒にするのは危険だよ。逆に私だけを見て「発達障害の人ってこんな感じ」っていうのも危険なのよ。
こういう「レッテル貼り」というか「ステレオタイプ化」は、障害のない人だって頭にくる話だと思うよ?
たとえば
「専業主婦だからヒマな時間ぐらいあるでしょ?」とか
「母子家庭って生活大変なんでしょ?」とか
「独身貴族でお金余ってるでしょ?」とか
余計なお世話だ。色眼鏡で見るな。
「ゲイの男と同室になると襲われるw」とか
「障害者と付き合っうと振り回されて疲れるだけ」とか
いい加減、そういうのは都市伝説だと気づいてくれ。
もう21世紀に突入して23年も経ってるのよ。
私は「ダイバーシティ」とか、どうのこうのとか、そういう“運動”は、ちょっと気持ち悪くてあんまり関心がない。ただ、みんなもっと自分の直感に素直になって付き合う人を選んだり、その人に対して思うことを言葉にすればいいのになとは思う。
私は「障害者だから」優しくしてほしいとか、何かやらかしても大目に見てほしいとかは思っていない。「相手は障害者なんだから優しくしてあげなくちゃいけない」って、コレも一種の差別だ。
むしろ、私に対して何かムカつくことがあるならちゃんと言ってくれないと気持ち悪りぃ。私を見て、私が嫌いならそれでいい。私を見て、他の障害者を「同じようなもんでしょ?」と嫌わないでほしい。
紫藤ナナさんが言うとおり「~~な障害者は嫌いだ」は差別発言になる。そういうときは、英語で言う「Iメッセージ、YOUメッセージ」を使えばいいのだ。
障害とかとは関係なく、「私はあなたのことが~~だから好きじゃない」。これだ。
障害のあるなしとか、セクシャリティとか関係なく、好きな人は「好き」、嫌いな人とはつき合わない。それだけでいいだけじゃない?
↓短いし、面白いから絶対見てね。