自分でも驚いている就寝・起床時間 | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

あなたは朝型?夜型?

40歳の頃の自分に言ってもたぶん信じない

自分でも驚いている就寝・起床時間の変化

 

ADHDの子どもと言ったら、朝はぐずぐずと起きない遅刻の常習犯というのがステレオタイプだが、私は「遅刻はしない女」なのだ。それはもう、小学生の頃から。

 

思えば、小学校に入学したての頃から超朝型な子どもだった。6時頃になると起きて、1人で勝手に朝ご飯を食べていた。冬はお餅、夏はパンを焼いたり。どんなグズでも登校の2時間も前に起きていれば、さすがに遅刻はしない。

 

中学生の頃は、オールナイト・ニッポンとか「深夜放送を聞きながら勉強」というのに憧れていたのだが、ほとんど聞いたことがない。番組開始時刻を起きて待っていられないし、ラジオを聞くなら勉強はできないからだ。

 

これもADHDの特性の1つで「シングルタスク」という。同時に2つのことを進行できない人が多いのだが、私はこの傾向が強く、「○○しながら▽▽する」ということができない。ラジオを聞くならラジオの前で正座だ。

 

最近、深夜のDJ番組がポッドキャストやYOUTUBEで聞けるようになって、一番喜んでいるのは私かもしれない。アラフィフにして深夜放送(時差)デビューだ。

 

おっと。話を「睡眠」に戻そう。

 

高校や大学の受験勉強の頃も、夜11時頃にはグーグー寝ていたのだが、さすがに社会人になるとそうもいかない。“急ぎ”の仕事が翌朝の始発の時間まで終わらなかったり、ヘタをすると仮眠だけで3日も編集部にいたり。その頃「私は今、とても忙しいから寝る時間がないだけだ。“寝貯め”はできないというけれど、週末ゆっくり眠ればいいや」と思い込んでいて、実際、1日3~4時間も眠られば大丈夫だった。

 

そんな生活がおよそ15年。40代に入って仕事の要領も覚え、夜はちゃんと眠れる余裕ができてきた。だったら清々と眠ればいいのに、今度は「眠ろうと思っても、眠れない」。「ウトウトしたと思っていても、すぐ目が覚める」ようになってしまった。いわゆる「睡眠障害」というヤツだ。

 

一度、睡眠時の脳波を検査してもらったら、自分では熟睡しているつもりだったのに、眠りが浅く、脳がずっと覚醒状態で、「ちゃんと眠って」いたのは1時間強というショッキングな結果だった。睡眠をおろそかにした結果、マクベスのように自分の手で「眠りを殺してしまった」というわけだ。これは取返しがつかない。もう薬の力を借りないと。

 

ひとことでバッサリ言うと「眠れない女は秒単位で老ける」。

 

なんとか健康な眠りを取り返そうと試行錯誤が始まった。いろいろなサプリや薬、健康法を試してみたが、一番うまく行きそうなのは「朝型」に体を戻すことだった。小学生の頃のように朝6時に起きるようにしてみた。


朝6時起きに慣れ始めると、途中覚醒で5時頃に目が覚める。「二度寝するか」「起きてしまうか」選択肢ができて、5時に起きてしまうほうが調子が良いことがわかった。そこから自然と5時起きになっていった。

 

今の私は毎晩10時ごろ寝て、朝4時半から5時の間に目が覚める。起きてすぐは脳が元気なので集中して仕事ができる。ラジオもロクな番組をやっていないし、電話もメールも来ないので「気が散る」要素がほとんどない。思いっきり「過集中」できる。 

 

逆に朝型になったデメリットは何だろう?

 

遅い時間のテレビ番組の話題についていけないとか、映画のレイトショーが見られないとか、その程度だと思う。やっぱり私には「朝飯前のひと仕事」が合っているような気がする。

 

業界的に昼夜逆転と言われる出版業界で「どうやったら朝型でいられるんですか?」と、よく聞かれるのだが、答えは簡単で「今からすぐ来い」とは言えない僻地に住んで、午後10時以降の電話には出なければいいのだ。出ちゃうから、次もかかってくる。「あいつは夜電話しても出ない」と思っていただければ幸いだ。

 

 

 

 

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