帽子の数だけ必要なアレ持ってる?
頭が大きいうえ、頭の形が良くない。おまけに顔デカい。なのでミニマムなニット帽とかは似合わなくて、エルトン・ジョンがステージでかぶっているようなシルクハットタイプが一番しっくりくる。いや、ド派手なのを想像しないでほしい。シルクハットタイプって言っても、いろいろあるからね。
で、つば広の帽子を型崩れしないように保存するのに必要なのが、ハットボックス、つまり箱だ。基本は帽子1個に1箱。帽子専門店で買うならしっかりした丸箱に入れてくれることもあるが、ほとんどが厚紙のペラい箱に入ってくる。しかたがないので、帽子箱は自分で作ることになる。さっき数えたら、ざっと20個ぐらいあった(←断捨離はどうした?)。
北米では教会に帽子を被っていくからか、保存用の箱作りは手芸の1ジャンルとしてけっこう人気だ。「ハットボックス」とか「バンドボックス」とか呼ばれて、ホームパーティ形式で作り方教室が行われたり、作品の展示・販売会があったりする。私もカナダでヴィヴィアン・ロビンソンという先生に習って、丸、楕円、六角、ハートぐらいなら、大中小どんなサイズでも作れるようになった。よくコーンフレークスの空き箱で型紙を作ったものだ。
ハットボックスは厚紙をマスキングテープで繋げて立体にして、外側を布や壁紙を貼って仕上げる。基本はマトリューシュカ状態で、大・中・小と3サイズぐらい揃いで作る。内張は人によってさまざまで、私の師匠はよく、アンティークの楽譜を使っていた。私は和紙が一番きれいに仕上がると思うので無地の和紙を使っている。
で、外に貼る壁紙は、なんといってもアンティークのものが人気でこれが高価だった。日本ではなかなか手に入らないので、アンティーク風の壁紙を少しずつ買ってチビチビと使っている。
帽子何個持ってる?
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