お肉は赤身派?霜降り派?
青い牧草だけで育った
放牧牛の赤身をレアで
霜降りは霜降りで旨いと思うのだが、ステーキなら赤身をレアで食べるのが好き。サシの入った肉は国産が旨いけど、赤身は外国産の方がいい気がする。アルバータ牛とか最高だね。
ちょっと前に、ニュージーランド産の牧草牛のフィレステーキを食べさせてもらった。なんでも、ニュージーランドの南島で完全放牧、青い牧草だけを食べて育った牛らしい。ほとんど「たたき」と言ってもいいほどのレアに仕上げてもらったのだが、抜群に柔らかい。肉自体の香りがとてもいいので、シンプルに塩だけ。噛むと口の中にジュワワっと肉汁があふれる。肉なのにドレッシングなしのサラダを食べているかのように軽い。
同行者は骨付きリブアイの熟成肉をチョイスしたので1口食べさせてもらった。これも日本目線でいえば「赤身肉」の部類だろうが、しばらく肥育してあるので少し脂の旨味がのっている。そして「3週間熟成」恐るべし! 肉の旨味が複雑で深い。こっちはミディアムレアで焼いた香ばしさがたまらない。
で、値段なのだが、あっけにとられるほど安いのだ。どんな高級な輸入牛も国産のA5ランクほど高くはない。当分は「ステーキにしようか」と言われたらNZビーフの店に引っ張っていこうと思う。