カレーは甘口派?辛口派?
おふくろの味カレーがインド過ぎる件
インドには「1度行ってハマる」か「1度行って懲りるか」のどちらかだというが、うちのママ(多動でハイパーなADHD:未診断)は完全にハマった1人だ。ヒンズー語はもちろん、英語もそんなに達者ではないのに、どうやって意思の疎通をはかるのか、1人でひょいっと出かけて2週間ぐらい遊んでくる。中学生のとき、朝目が覚めたら見知らぬインド人のおっさんが居間にゴザを敷いて木の実を食べていた。プチトラウマである。
普通は2週間も滞在すれば現地の食事にはゲンナリするものだと思う。ところが彼女のカレー熱は帰国後最高潮に達するのだ。私に“本場のカレー”を「旨い」と言わせるために。
現地調達してきた得体の知れない粉末がたっぷり入っているカレーは、もれなく苦辛い(入管のみなさん、ぜひ制止してください)。汁はシャバシャバで、スプーンでも食べにくいぐらいだ。具もカリフラワーの一本勝負とか、豆のみ4種類とか「勘弁してください」なセレクション。残さずに食べるのはけっこう「闘い」だ。
実際のところ、私は給食のカレーや学食のカレー、お蕎麦屋さんのカレーとか“ジャパネスク”なカレーが好きなのだ。ココイチとかゴーゴーとか専門店にはほとんど行ったことがないが、チャンスは常に狙っている。
自分でカレーを作るときは甘口というか「甘酸っぱ辛い」味にする。エスニックに寄せるなら、インドよりむしろタイカレーだ。インド婆にちゃぶ台をひっくり返されないか、スリル満点ではあるが。
↓踊る準備はOK。カレー食べたらレッツ・ボリウッド!