全体的にレベルの高い、美味しいチョコレートでした。
ただ、9粒入のチョコとしてのバランスはあまりよくなかったかな。
1粒1粒が際立って特徴的なものばかりで、1日1粒をご褒美的にしっかり味わって食べるのに向いていた気がします。
撮影日時とか見ると、多分1日で食べきってるんですよ。日曜ですけど。
それだけ次々と手が出る美味しさではありました。
有機栽培ほうじ茶と南仏のオレンジの花
柚子とサヴォア地方のハチミツ
摘みたてミントとライム
ローストピーカンナッツのプラリネ
カカオジュースとジャスミンベルガモット
ココナッツとカルダモンのプラリネ
カカオ85%の桜燻製
フランボワーズビネガー
三河みりんとパリの酒粕
こうして書いていても、普通のものが一つもない。
食べたことのない組み合わせばかり。
単純なものもなく、凝りに凝った作品ばかり。
そしてその全てが美味しい。
それはすごいことだと思う。
話はガラッと変わりますが、人気もすごかったです。
シェフショコラティエの佐野恵美子さんはテレビでも取り上げられていたらしく、サインを求める人ばかり。10代20代の若いお嬢さん方が多く見受けられました。そんな若いのに、私の9粒入なんて目じゃない、24粒だか30粒だか入ったのとか
何箱も買ってる人とかいて、資金力に驚き。そしてサインしていただく時に熱烈に興奮と尊敬と愛情を伝えていて、失礼ながら私は店名に覚えはあっただけでショコラティエの方や歴史については全く存じ上げていなくて、あまりの熱意に驚き。
自分が20歳そこそこの頃を思い出せば、対象は違えど似たようなことをしてたかなー、そうかもしれない。だけど、今は彼女達の倍以上の年齢になっていて、オバサンが混じってごめんねって焦るくらい浮いてました。
佐野さんも周りの店員さんも明るくて、華やかなお店でした。佐野さんの話し方は、倖田來未さんを思い出しました。
私もサインをいただきました。
エンジェルがかわいい。
紙パッケージの中は缶。
紺で渋い、シンプルなデザインでカッコイイ。
食べ切ると、底にメルシー。
憎い演出ですね。
来年、買うならばちゃんと味わって食べられる3~5粒にしようかな。