モラハラ(モラルハラスメント)は、言葉や態度、態度に潜む
心理的圧力を用いた精神的暴力です。
被害者の方は、身体的暴力がないために深刻さを見落とし、
自分が被害を受けているという自覚を持てないことが少なくありません。
今回は、モラハラ被害者の方が陥りやすい代表的な誤解についてお伝えいたします。
「そんな酷いことはされてない」 という思い込み
モラハラ被害者の多くは、こう考えていらっしゃいます。
「殴られているわけじゃないし、ひどいことはされていない」
と自分に言い聞かせています。
これは、モラハラ加害者の巧妙な心理操作の結果であることが
少なくありません。
加害者は怒鳴る、無視する、人格を否定するような言葉を浴びせるなどして精神的に追い込みます。
そしてその後に「お前のためを思って言っている」「お前が悪い」といった言葉で罪悪感を植え付けます。
被害者は次第に「自分が悪いから叱られているのだ」
と思い込み、被害を自ら過小評価してしまいます。
言葉での攻撃は心に深い傷を残し、長期化すると自己肯定感を
大きく損ない、うつや不安障害の原因になることもあります。
「暴力がDVでしょ?」という誤った認識
DVと聞くと、多くの方が殴る、蹴るなどの身体的暴力をイメージします。しかし、DV(ドメスティックバイオレンス)には精神的暴力も含まれています。
相手を威圧する、罵倒する、無視する、束縛するなど、
言葉や態度で相手を支配・コントロールしてくる行為です。
それらは立派なDVに該当します。
特に「言葉のDV」は外から見えづらいです。
周囲からは「大げさでは?」「被害妄想では?」と受け取られ
やすく、被害者本人も「これくらい普通なのかもしれない」と
自分を納得させようとしてしまいがちです。
これはモラハラ加害者にとって都合がよく、支配関係が固定化
されやすくなる要因です。
言葉の暴力も暴力であると知ってほしい
暴力は身体的なものだけではありません。
心を傷つける言葉や態度も「暴力」であります。
被害を受けている方はまず「自分が暴力を受けている」という
事実を認めることが大切です。
被害を自覚することは、自分を責める連鎖を断ち切り、助けを
求める一歩につながります。
モラハラの言葉の暴力は、加害者の都合でたびたび繰り返される
「あなたのせい」という刷り込みで自尊心を奪っていきます。
心当たりがある方は、専門機関や信頼できる相談窓口に早めに
相談していただきたいと思います。
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