「時間がない」は本当の理由?
「忙しくて行けなかった」──選挙のたびによく聞く言葉です。
ところが、実際はいかがでしょう?
私在住の川越市の例を見ても期日前投票は7月4日から19日まで、
実に16日間も設けられています。
4日~10日は市役所だけですが、11日からは市役所以外の施設で
投票ができるため、実質9日以上のチャンスがあります。
本当に「時間がない」のでしょうか?もしかすると単に
「優先順位が低いだけ」なのかもしれません。
実際、選挙で投票をしても政治がまるっと見えるわけでもない、
信用も信頼も出来ない人に投票するために時間を割くぐらいなら
好きなことをしていたい。
そんな風に考えた若い頃もありました。
流石にアラフィフなのでそんなことは言ってられませんが。
なぜ真夏に選挙?制度そのものの見直しを
近年の猛暑は異常気象どころではなくて恒常化しています。
この猛暑の中で選挙を行うというスケジュールそのものに問題はないでしょうか。
選挙が真夏に行われるのは、意外にも「深い意図」があってのことではありません。
多くの場合、議員の任期満了に合わせて法律で定められた期間内に投票日が設定されているだけなんです。
例えば、任期が7月末に切れる場合、逆算して7月中旬に選挙が
行われるという仕組み。
衆議院のように「解散」があるケースでも、
「解散後40日以内に投票」という憲法上のルールがあり、
時期を選ぶ余地はあまりありません。
行政側の運営の都合として「学校の夏休みに合わせて投票所を
使いやすくする」という理由もありますが、
最近は夏休みの開始が遅くなり、7月下旬(25日頃)から始まる学校も多くなっています。
そのため「夏休みだから投票所を確保しやすい」という理由も、
現実とは少しずつズレてきているのです。
一方、年々厳しさを増す日本の猛暑。
高齢者や体調に不安のある人、障がいのある方にとっては、
真夏の移動や外出は命に関わることもあります。
「投票しやすい環境をつくること」も、政治参加を促すためには欠かせない視点です。
時期を春や秋に調整する工夫や、立候補者のWeb情報の充実、
投票方法の多様化など、現代の生活に合った制度設計が、
今まさに求められているのではないでしょうか。
投票したい人がいなくても放棄しないで
「選びたい人がいない」「誰も信じられない」と感じて、投票をやめてしまう人もいるかもしれません。
ですが、その結果、組織票や集団投票に頼る勢力の力が相対的に強くなるという現実があります。
危機感を持って動く人たちや、宗教団体などのまとまった票が
選挙を左右してしまう。
民意が沈黙すれば、偏った力が通ってしまうのです。
情報格差を埋める工夫も必要
選挙公示の翌日から期日前投票が可能な仕組みは、情報収集する時間的余裕がないまま投票が始まることにもつながります。
ホームページやSNSを活用して情報発信をしている候補者と、
そうでない人の間には大きな差が生まれます。
また、炎天下の駅前で演説を聞くのも体力が必要で、現実的ではありません。
現代における選挙のスタイルそのものが、現代の生活や環境に
合っていないのかもしれません。
選挙活動のタイミングが遅すぎる?期日前投票とのギャップ
今回、私は期日前投票の初日にすでに投票を済ませました。
でも、街頭演説やポスター掲示、SNSでの情報発信が本格化したのは数日後。
「えっ、もう投票できるのに、今さら?」
というズレを強く感じました。
期日前投票は公示日の翌日から始まる制度。
つまり、有権者は選挙が始まってすぐに動けるのに、候補者側の情報発信は追いついていないのです。
これは制度の不備というより、選挙活動の戦略がアップデート
されていないことが原因の一つ。
ターゲットが高齢者など情報を自分から取りに行かない層に
偏っているため、チラシやポスター、口コミに重きを置いた
「昭和スタイル」から脱却できていない現状があります。
でも実際には、猛暑の中で外に出てまで演説を聞きに行く高齢者も減っています。(宗教法人と関わりのある党ですら少人数)
情報に敏感な層はすでに投票していて、その時点での情報不足は候補者にとって大きな機会損失。
これからの選挙活動には、期日前投票の「初動」に合わせた情報発信のスピード感、そして、届くべき人に届く方法の見直しが
必要だと感じます。
一票は「意見表明」の手段
投票は、誰かを選ぶ行為であると同時に、「何を変えたいのか」を示す大切なアクションです。
入れたい人がいないなら白票を投じるという選択肢もあります。
でも、行かないことには、何も残らない。何も始まらない。
あなたの一票が、もしかしたら未来を変える第一歩になるかもしれません。
「意味がない」「どうせ変わらない」と感じたとしても、
その諦めが、変化の芽をつぶしてしまうのではないでしょうか。
どうかあなたの大事な一票をこの機会に投じてください。
たまにはこんなブログも書いてます
普段はちょっとスピリチュアルに寄せたりして書くけど、
今回の記事のように生活に必要なことに寄せて書くことも。
出来たら意識を向けてほしいなと思って書いています。
長いし小さな一声だけど、読んでもらえたら嬉しいです。

