過去世の記憶-地界③違う。そうだ。俺は地界からの出ではない。弟の声が聞こえた。「兄さんが地界に行くのならば私も…」「いや、お前は行くな」そう、弟を止めたような気がする。何故弟を止めたのか。決して彼が力が弱かったわけではない。ただ、弟は争いに向いていなかった。だから止めたのだ。優しすぎるから。傷付けたくはなかった。だから私は止めた。