北海道の友人と話していた時に、ふと浮かんだ内容です。
ただ、彼女にはその事を一切言ってなかったんで、
見たら驚くだろうな~と…w
南蛮貿易をし始めた頃、土佐だけではなく、京の都へもよく出向くようになっていた。
だから、気付いた頃には西の方の訛りが強く出てしまうこともあった。
寧ろその時に出ていた人格の一人が西の訛りが好きで使っていたのだろうと思う。
江戸に戻ってきて、数日はのんびりとしていたのだろう。
とある日、廓を借り切って祝宴をあげていた。
祝いの内容はそんな程度でと言われても仕方ないような物だったが。
他の仲間内は乱交をしており、複数で輪姦は当たり前の状態だった。
一対一でなぞまともに相手をしている奴はいなかった。
「済まんなぁ?馬鹿騒ぎしてしもて。」
「いえ…でも…参加なさらないんですか?にい…伊蔵さん…」
「わいはあんまし、ああいうの好きやない。せやから、お前がおればええわ。」
そう言って、胡坐をかいた上に座らせてた娘に口付けをしていた。
簪を外して結い上げていた髪の毛をほどいてその髪を指先で撫で梳いて。
「ふふっ…変ですよね。ご自分で開いた宴なんじゃないんですか?」
「まぁ…せやけどな…。他が楽しんどればわいはそれでかまへん。
あと…あの酒池肉林の中にお前放り込んだり出来んしな。かわいい妹やさかい。」
妹と言ったけれども、妹の様に可愛がっている娘だった。
あちらも兄さんと呼んだり、兄弟のいない自分としてはごっこ遊びのようでも
何となくそれはそれで救われていた所なのかもしれない。
場を貸してくれる廓が生憎そこぐらいしかなくて、仕方なしに借り切ったのだろう。
だから、妹を守るかのように、ずっと自分の所に抱き寄せていた。
仲間内が誘いにくるが、邪険にあしらっていたみたいだ。
煙管を吹かすと彼女は香りだけ嗅ぐだけで、決して欲しがろうとはしなかった。
吸っていたのは大麻だったのだが、香りだけで酔うような、そんな感じだった。
廓の格子戸から町の様子を眺める。外と内でここまで違うのかと、
自らが招いた結果に苦笑していた。