1856年(安政6年)6月2日(新暦7月1日)、
当時は東海道沿いの辺鄙な一漁村に過ぎなかった横浜村は開港しました。
宿場の繁華街でのトラブルを避けるための横浜の開港だったようです。
それから168年、横浜は日本有数の国際都市へと発展しました。
『開港記念会館』は1917年(大正6年)、
開港50周年を記念して建設されました。
しかし、1912年の関東大震災で火災、倒壊。
1989年(平成元年)にドームなどを復元して、建設当時の姿になりました。
開港記念日を祝して行われた、時計塔へ上ってきました。
(先着150名)
開港記念会館
煉瓦と白い花崗岩で造られていて、国の重要文化財。
塔の四隅から突き出ているのは、雨水を流すための樋。
9時45分に並んで整理券の番号は113番。
200円の参加費と保険で、11時半ころに上れました。
開港記念会館
鉄骨煉瓦造り地上2階地下1階建てで、随所に白い花崗岩を使用。
時計塔の高さは約36m。
いざ! 螺旋階段を上って行きます。
窓からは、
復元されたドームの向こうに横浜スタジアムも見えています。
ドームの復元時、
屋根には国産の天然スレート(玄昌石)が使われています。
KINGの愛称で呼ばれる神奈川県庁
QUEENの横浜税関、JACKの開港記念会館と合わせて「横濵三塔」
螺旋階段の壁に取り付けられていた灯り。
(多分、当時のものではないでしょうか)
上れるのは時計のある所まで、それ以上は不可。
狭くて急な螺旋階段を降りるのは、
奈良帰りで疲れの撮れていない足には要注意でした。
開港記念会館には、素晴らしいステンドグラスが接地されています。
修復の行われたステンドグラスは輝きが蘇り、必見です。