大和路の最終日は帰るだけの予定なので、
ここだけは外すことの出来ない『薬師寺』へ寄ってきました。
近鉄橿原線を西ノ京駅で降りて唐招提寺へ。
唐招提寺南大門から薬師寺に向かう道を少し歩いて左に折れると、
薬師寺の伽藍が遠望できます。
東塔(左)、金堂の屋根、西塔…。
1991年(平成3年)に建立された玄奘三蔵院伽藍の”玉葱”(宝珠)も…。
薬師寺遠望
唐招提寺南大門付近から見た薬師寺には、何度見ても心癒される風景です。
※1年前にはありませんでしたが、実際には、
手前の緑の部分に何枚ものソーラーパネルが設置されていました。
薬師寺は修学旅行の生徒さんたちで、ごった返していました。
ひとしきりベンチに腰を下ろして東塔と西塔をのんびりと眺めた後に、
南門から土塀沿いに歩いて畑の畦道から東塔(右)と西塔を描いてきました。
薬師寺
境内の喧騒が嘘のように静まり返ったこの場所に立つと、
天平の人たちも日々拝したであろう薬師寺の二つの塔からは、
時を超えて流れ続けている風の音が語りかけて来るように感じました。
「旅の恥は”描き”捨て」……
金峯山寺 蔵王堂
日差しを避けてベンチで蔵王堂の楽描きをしていたら、
7,8人の外国人観光客がやって来ました。
その中の一人の女性が私のスケッチブックを覗き込んで、
「beautiful!good!」と言いながらサムアップしてくれました。
このスケッチを見て「beautiful」と言われても…。
でも、嬉しかったです!
奈良のお土産は…
森 奈良漬店の「きざみ奈良漬・壺入り」
森奈良漬店は、東大寺大仏前にある創業140余年の老舗です。
瓜と胡瓜の「きざみ奈良漬」は酒粕以外は使わず、
「洗わず酒粕とともにお召し上がりください」と、書かれていました。
ここは「壺入り」が、ポイントです。
食べるのも楽しみですが、
陶器の壺がペン立てなどに使えるのでお土産に3つも買って来ました。
(もちろん、宅配便です。)
行基像(赤膚焼:あかはだやき)
来た時には挨拶が出来ませんでしたが、
帰りには旅の無事を感謝して、
近鉄奈良駅前の「行基さん」にお礼をして横浜に帰ってきました。