大和路の「吉野山編」を終わるにあたってcoffee brake。
本文には載せなかった「吉野山」で描いたスケッチを2枚。
吉野ロープウェイから金峯山寺に向うメインストリートで
最初に出会うのが「黒門」です。
黒門は吉野山の総門です。
ここでは公家、大名であっても下馬し、槍も伏せて通ったそうです。
その黒門の近くで目に留まったのが、
傾きかけたこじんまりとした鄙びた藁ぶき屋根の家でした。
この傾きかけた藁ぶき屋根の家を見た時、
すぐに頭に浮かんだのが、
「水木しげるさんの妖怪画に出てきそうな家だ」、でした。
【栗】と書かれた張り紙などを見る限りでは、
お土産物などを商っていたような店の感じがしました。
店の前にはチェーンソーで彫ったような木彫りの犬が、
ちょこんとかしこまって座っていました。
金峯山寺の蔵王堂に圧倒されての帰り、
苔むした斜面に木漏れ日が美しい影を落としていた午後4時過ぎ。
この斜面のある道は、
仁王門の解体修理中のために参道の迂回路になっていました。
「ヤシオツツジ」でしょうか、
細い茎を軽やかに伸ばしながらパステルカラーの赤い花が咲いていました。
吉野駅は標高200mの高さにあるので、
金峯山寺あたりは250m前後はありそうです。
吹く風が、気持ち良く感じられました。