「立夏」。風薫る5月。
そんな言葉がぴったりの今日の「こどもの日」でした。
「端午の節句」(こどもの日)に食べるお菓子と言えば、
「柏餅」と『粽』(ちまき)でしょうか。
柏餅を買いに老舗の和菓子屋に行ったら、
関東では珍しい粽が売られていたので買って来たのは、
5年前のことでした。
後にも先にも、粽を食べたのはこの時一度きりです。
「粽」(5本セット)
「端午の節句」に粽を食べる習慣は中国の故事に由来し、
厄除けや魔除け、邪気払いなどの意味が込められています。
公家の文化として定着した関西圏の粽ですが、
江戸に伝わると子孫繁栄の縁起担ぎとして柏の葉に餅を包んだ
「柏餅」が定着して行きました。
笹に葉に包まれた粽の句さ紐を解くと、
中からは白い外郎(ういろう)によく似た餅が現れました。
笹の香りも香ばしく、
甘さ控えめで大人にも美味しい粽でした。
粽を模した魔除けを見たことがあります。
ドアの右側上に、
「粽」(〇印)を模した魔除けが掛けられていた喫茶店
(2019年1月のスケッチから 横浜市磯子区)
祇園祭の粽を模した魔除けには、
「伯牙山」や「蘇民将来之子孫也」の紙の札が付いていました。
マスターの話では、
京都の知り合いの方が送ってくれた、とのことでした。