妙香寺境内から『横浜雙葉(ふたば)学園』を眺めることが出来ます。

山手の本通り、エリスマン邸の向かいから仰ぎ見る青銅色の塔は、

「山手三塔」の一つに数えられる雙葉学園のシンボルです。

 

横浜雙葉学園

(妙香寺境内から)

 

雙葉学園は、1666年に開設されたカトリック修道会に始まります。

1872年、マザー・マチルド他4名の修道女が、山手に女子教育事業を開始。

「紅蘭女子高」を経て、

1958年に校名を全国にある姉妹校に合わせて「雙葉学園」に改称。

震災や、戦災を受けながら戦前や戦後間もない頃には、

コーヒーやビーフシチューの薫りが漂っていたと言います。

2022年には、開校150年を迎えています。

 

横浜市中区上野町から見上げた横浜雙葉学園の二つの塔

学園のシンボルの塔が蘇った後に、

戦後の改修で同型のもう一つの塔が完成して、”双葉”が完成。
 

 

余談ではありますが、横浜雙葉学園の青銅色の塔は、

「山手三塔」では末っ子の「ジャック」です。

 

山手三塔の「キング」は、山手聖公会(1931年)

 

山手三塔のクイーンは、「カトリック山手教会」(1933年)