元日早々、能登半島で震度7の大地震と津波。
厳寒期、被災地の一日も早い復興を願うばかりです。
翌2日には、
羽田空港で海上保安庁機とJAL機の衝突炎上事故が起きる、
心痛む年明けになってしまいました。
昨日今日と、あまり天気も良くなかったのですが毎年のこと、
初詣は”安近短”で済ませました。
純粋な地元ではありませんが準地元と言うことで、
散歩コースでもある根岸森林公園にも近い『根岸八幡神社』へ。
『根岸八幡神社の初詣』
地元の人たちからは愛されている神社なのでしょう、
コロナ禍でも参拝者の数が減ることはありませんでした。
狭い境内には子供連れの家族など多くの参拝者が訪れていて、
アットホームな雰囲気が溢れている温かさが感じられました。
根岸八幡神社の創建は今から1400年前、
亀の台座に乗った像をお祀りしたのが始まりとされています。
現在の拝殿は100年ほど前の大正時代に建てられたものですが、
各部の彫刻には目を惹かれます。
唐破風には、創建ゆかりの親亀に乗った子亀の彫刻。
多くの木鼻、龍や兎などの動物や花鳥の彫刻など、
小さな神社の建物とは思えない出来の良さは、
彫った職人の心意気が感じられます。
拝殿を「コの字」に巡る廊下の突き当りにある脇障子の
松竹梅に彩られた「鯉の滝登り」は必見です。
彫刻が華やかな拝殿周り…
脇障子(左)の「鯉の滝登り」
鳥居とご神木のイチョウの隣りには、
根岸八幡神社近くで生まれた作家の吉川英治の言葉が掲げられています。
ここは心のふるさとか そぞろ詣れば旅ごころ うたた童にかへるかな