「ミルクホール」の先で小町通りからの瀬戸横小路と交差。

このまま真っ直ぐに進むと右手に、

屋根に二つの十字架を掲げた教会が見えてきます。

眩しい白壁と緑の縁取りのある教会は、『聖ミカエル教会』の聖堂です。

 

『聖ミカエル教会 聖堂』

 

聖ミカエル教会は、

1933年(昭和8年)建築のイギリス国教会系の教会です。

寺社の多い鎌倉では、ちょっと目を惹く建物かも知れません。

 

垂木の端に見られる手の込んだ細工、曲線装飾。

 

下見板張りの外壁に両開き窓を配して、

ブラケット、三連アーチ窓、垂木端部の彫刻などに特徴が窺えます。

内部は見ることはできませんでしが、

精緻な天井や調度品、家具などが創建当時のまま残されています。

 

 

聖ミカエル教会を左へ。

綾小路と呼ばれる道を少し歩いて右の路地へ……。

道幅は狭くなります。

傾きかけた古い大和塀と新しい大和塀に挟まれた狭い路地が現れます。

 

大和塀の路地

 

 

 

美しい大和塀と勝手口

 

昭和の時代、

このような板塀のある路地はどこにでも見られました。

大和塀の路地を歩くと、そんな時代へタイムスリップ……。