先日、久しぶりに会う友達数人と食事した時のこと。

その場の全員が、私がパーキンソン病であることを知っているけど普段その話をすることはほとんど無い。


お手軽なイタリアンのお店。いろいろ頼んでシェア。

私がたまたま端の席になり、そこへロボットが次々とお料理を運んでくる。

薬が効いていて手の動きは悪くなかったので、あまり気にせずお皿を取っていった。

隣の友達がそれを真ん中に置いたり他の人も取り分けたり。


熱々のアヒージョが来て一瞬怯む。と、隣の友達がサッと立って代わりに器を運んでくれた。

そこで気づく。

そういえばさっきから私の持ったお皿を一瞬も待たせずスムーズに受け取ってくれていた。

私の動きを見ていてちょうど必要十分な手助けをしてくれていたんだ。それもボンヤリしてたら気がつかない程度に、さりげなく。

もしかしたら偶然かも?と思ったけど後からお礼を言ったら照れていたからやっぱり気遣いだったニコニコ


病気の進行具合とか今どういうことに困ってるとか伝えてないのに、観察力と気配りが素晴らしい。私にはとうていマネできないと思った。


誰もが彼女のようにちょうど良い手助けをできるわけじゃない。あれは才能だと思う。

なので普通の人は基本何も気を使わずにいてもらって手伝ってほしいことがあればこちらから具体的に伝えるのがいいのかな。


前に別の友達に病気のことを伝えた途端に過剰に気を使われて悲しくなり、その後は何となく連絡を取りにくい。

親切心なのはわかるけど、自分でできることまで取り上げられると辛いのよ。


過ぎたるは及ばざるがごとし。相手によっては逆に自分が手伝う場面もあるから、気をつけよっと。