合川駅に到着する様子を撮影する。すると駅には女性の委託駅員さんが迎えてくれる。初めて訪れた2012年には同様に駅員さんがいたが、その後、おそらく無人になって寂しい思いをしていた。米内沢駅のように特定の時間だけでも常駐してくれるようになったのだろうか。 

 

 

上杉駅の待合室にオリックスのリーグ三連覇を祝う掲示がある。よく見逃さず写真に収めたと自分を褒めつつ、そういえば中嶋聡監督はここ北秋田市の出身だったことを思い出す。しかし、今シーズンは苦戦を強いられている。 
 

 

米内沢駅には秋田美人の委託駅員さんとは別の方で少し残念だったが、合川駅と同様に迎えてくれる。いつもは、この駅の近くにある「あゆっこ」(写真奥)に宿泊することがあるが、私が利用する楽天トラベルに表示されなくなってしまった。 

 

窓を全開にして風を取り込む。冷房が苦手な私はこの方が有難い。もっとも一番後ろの席で背後には誰もいないからできるのだが、思いっきり初夏の風とその香りを全身で受け止める。 

 

阿仁前田温泉駅では列車交換のため3分ほどの待ち時間が生じる(写真)。鷹巣駅から一緒に乗車した一人旅の同世代の男性が降りていく。おそらく駅舎の中にある日帰り温泉に入るのではないかと踏む。私も時間があればそうしたいと考えていた。 

 

まだ稲というより苗と呼んでもいい段階なのに、すでに田んぼアートが出現している。この路線では何ヶ所かにこうした仕込みが組まれているが、梅雨入り前に田んぼアートが見学できるとは思いもしなかった。

 

阿仁合駅に到着(写真)。ここでは2時間ほど待ち時間が生じるはずが何かがおかしい。今は11時過ぎ。今度乗る列車は15時半だったはずだ。そうなると3時間半も空く。作成した計画書をみると、以前たてたプランと時刻がごちゃ混ぜになっていることに気がつく。さて、どうしたものか。 
 


梅雨前線より先に秋田を旅する Vol.10に続く