車の運転から解放され、早速アルコールを戴く。時間はまだ午前10時前。JR大糸線の連絡が良ければ終始列車でもいいのだが、そうならないところがJR大糸線西日本区間の課題だ。未だにそこまで突っ込んだ議論に至らないのが歯がゆい。(写真/この旅のために文庫本を借りてきて読み始める)

 

 

有識者でつくる「人口戦略会議」が2050年までに消滅する可能性がある都市に分類された糸魚川市。隣接する長野県小谷村も同様で、JR大糸線西日本区間にとっては逆風が吹き荒れる。(写真/糸魚川駅から糸魚川市役所庁舎を望む。その意匠には違和感を覚える)

 

 

北陸新幹線が敦賀駅まで延伸された直後だから福井県をめざすと思われるだろうが、あまのじゃくの私はそういう選択はしない。(写真/JR東と西を跨ぐ北陸新幹線には二社の車内誌が用意されているが、読む間もないので持ち帰る)

 

 

下車したのは糸魚川駅の隣駅の黒部宇奈月温泉駅。たとえ1駅だけでも糸魚川の駐車場は4日間無料になるはずだ。新幹線特急券と乗車券、これから乗り込む富山地方鉄道本線の乗車代と二日間の駐車場代とは相殺すればいいと考えた。(写真/ホームから黒部サインを望む)

 

富山地方鉄道本線の乗り継ぎまで時間があるので、黒部宇奈月温泉駅の待合室で本を読んで時間を潰す。(写真/持参したウイスキーを写真の演出用に取り出してみるが、ついでに一杯だけ戴く)

 

 

6月から始まる予定だった黒部宇奈月キャニオンルート。黒部峡谷鉄道欅平駅から黒部ダムに至る関西電力の工事ルートを一般開放する予定だったが、元旦に発生した能登半島地震によって黒部峡谷鉄道の橋が損傷し10月に延期されてしまった。(写真/富山地方鉄道新黒部駅前に展示されている黒部峡谷鉄道の車両)

 

 

 

 

以前、富山県の有峰ダムを訪れ、その帰りに黒部宇奈月温泉駅の駐車場で車中泊をした(写真左)。車を停めた後は富山地方鉄道本線で宇奈月温泉まで行き、日帰り温泉を楽しんだことを思い出す。

 


旅の原点と北陸アラカルト Vol.3に続く