ビジターセンターからはバードサンクチュアリを抜けて行く(写真)。白州蒸溜所の建設にあたり、できるだけ木を切らないように心掛け、自然との共生に取り組んだようだ。ただ一帯は松の木が多く、松くい虫の被害がないのかが少し気になる。 

 

5分ほどでウイスキー博物館に到着(写真)。ツアーの集合場所はこの中になる。館内を見学しながら待っていてもいいのだが、今回、ツアーが終了して5分後に発つバスに乗りたくて、隣にあるセントラルハウス内のギフトショップに先に行く。

 

白州蒸溜所を訪れた人たちは、品切れでなければ白州を一本だけ購入することができる。多くの人はそれが目的のようで、購入カードを次から次へと手に取っていく(写真)。しかし、私は別の物が欲しくてギフトショップに立ち寄っている。 

 

ギフトショップの隣にはテイスティングラウンジがある(写真)。いくつかの原酒をテイスティングすることができるようだ。むろん白州も飲めるはずだ。カウンター席の正面は森に面していて、できればそこに座ってゆっくりとウイスキーと対峙してみたいものだ。

 

訪れる人のほとんどは白州を買い求めるのと同時に、このラウンジを目当てにしているらしく長い列ができている(写真)。白州蒸溜所の人気の一端が理解できた気がする。 

 

ウイスキー博物館に入館して、ツアーが始まるまで展示物を見学して回る。(写真/サントリーが初期の頃に使用していた、蒸溜を担っていた銅製のポットスチル) 

 

白州蒸溜所は昭和48年(1973)開設されている。ちょうど半世紀を経過したばかりだ。長く貯蔵された商品ラインナップとしては酒齢25年を超えたものが最も古く、18年、12年物が揃っている。(写真/展示されている年代別のボトル) 
 


人気になったJapaneseウイスキー Vol.4に続く