2023年11月5日(sun)

 

阪神タイガースとオリックス・バッファローズの日本シリーズは、結局、第七戦までもつれ込んだ。今夜勝った方が日本一となる。阪神にとっては勝てば38年ぶり。昼にはカツサンドで験を担ぐ。

 

あさのあつこ著「光のしるべ えにし屋春秋」。選書の参考にさせていただいているブロガーさんが紹介していた。人と人の縁を取り持つことを生業にしているえにし屋に、5年も前に行方不明になった子どもの捜索が依頼される時代小説のミステリー。ちなみに、あさのあつこさんは、我々世代の若い頃、人気があった女優の浅野温子さんではない。

 

日本シリーズ最終戦では、第二戦で無得点に封印された宮城投手が先発。流れはオリックスだと心配していたが、なんと阪神はノイジーの3ランとクリーンナップの連続安打で中盤に6点を挙げる。(写真/最初は紅茶を飲みながら観戦していたが、終盤は祝い酒に切り替える)

 

2023年11月12日(sun)
 

冬になると日本酒の熱燗が飲みたくなる。冷の方が本来の味がわかるというが、結局この歳になってもよくわからず、熱燗の方が日本酒らしいと割り切るようになった。(写真/私の〈祖父の酒〉でもある大町市の北安醸造の大國。我が家に一本だけある柿の葉を置いてみるが少し過剰演出だったか)

 

冬に日本酒が飲みたくなるのは映画「駅 STATION」(写真)の影響が大きい。年末、故郷の雄冬に帰省するものの、荒天により連絡船は出航せず増毛に足止めされる三上刑事(高倉健)。かつて容疑者の妹を張り込みした風待食堂でかつ丼を頼むと、そこにはまだその妹の姿があった。思わず声を掛けるが、出た言葉は「お酒一本下さい」だった。兄は死刑執行されたばかり。この地に埋葬されたこと知り、雪に覆われた墓地で手を合わせる三上。その帰り道、桐子(倍賞千恵子)が営む小料理屋が晦日の晩にも関わらず店を開けている。「しばれてきたね」と熱燗を注文する三上に、「コップの方がいいんじゃない」と返す桐子。日本映画界に語り継がれる名場面が始まる。

■「駅 STATION」を巡る旅>>>

 

 

2023年11月19日(sun)

 

信濃毎日新聞に「輪行のススメ」なる特集が始まった(写真)。それはまさに私が本編を始めた理由でもあった。自転車を列車等で運ぶ輪行旅はこれから流行るだろう。そう信じて旅に出たが、近年は自転車旅の記事は少なくなってしまっている。どうやら私の見立ては12年ほど早かったようだ。

 

2023年11月29日(wed)

 

都内在住のブロ友さんが松本に来られるという。私にとって延べ12人目になるリアルな出会い。全国各地を飛び回る出張族の方で、旅先で美味そうな食事をさりげなく紹介している。歩んできた時代が同じこともあり、たまに触れられる人生観にも共感することがある。(写真/松本市民から熱望され8月に復活を遂げた「盛よし」で食事。ブロ友さんは約束通り信州ワインを特集した「トランヴェール」を持って来てくれる)