2018年8月に大町ダム、七倉ダム、高瀬ダムの三ダムめぐりに参加している。その際、大町ダムの監査廊に入らさせていただいた。(写真=2018年8月7日撮影=)

 

 


エレベータと監査廊を抜けて堤体直下に出る。今日は見学会だからなのか、元々渇水期だからなのか常用洪水吐から放流はしていない。仮にダムが満水になって非常用洪水吐のクレストゲートを開けることになれば、水が真上から流れてくることになるが、それはどれほどの水圧なのだろうか。(写真=2018年8月7日撮影=)
 
 

 

ジェットフローゲート放流管も近くでみるとやはり大きい。これとは別に大町発電所に送水する水圧鉄管が堤体内部に設置されているはずだ。水力ドットコムによると延長122.71㍍であるからダムの提高よりも長いことになる。(写真=2018年8月7日撮影=)


 

実は今立っているこの下が利水放流用ジェットフローゲート。出水期には、減勢工に向かって水が勢いよく放流される。そんな様子を何度となく見ているはずなのに手元には肝心の写真がない。(写真=2018年8月7日撮影=) 

 

ダム湖左岸側には船庫がある。インクラインを利用して巡視船や作業船を上げ下げしているが、この時期、かなり水位が低い。(写真=2023年9月18日撮影=)

 

ダム湖は龍神湖と命名されているが、これは伝説「泉小太郎」に因んでいる。さらに坂本弁護士一家殺害事件で殺害された長男の龍彦ちゃん(当時1歳)がこの近くに遺棄されていて、小太郎広場(写真=2023年9月18日撮影=)には慰霊碑も設けられている。

 

龍神湖展望広場から大町ダムを見下ろす。この夏、雨がなかなか降らないことから極めて水位が少ない。堤体左側の色々な水位から選択取水できる設備の全容もほぼすべてが見えている。選択取水設備は単に水位に応じている訳ではなく、灌漑時には水温が高い水面近くの層から取り込むといった工夫がなされている。(写真=2023年9月18日撮影=)

 


大町ダム Vol.3に続く