開閉ゲートがある4門の取水口にはスクリーンが整備されている。その奥には除塵機が設置されているのだろうか。(写真/この日は上流側の2門が開いているようだ=2022年10月29日撮影=) 

 

左岸の国道148号から取水口および第一沈砂池を望む。水紋から察するに、この日は下流側の2門から取水されている。写真右奥のデンカ大網発電所から放水された水は再び発電に利用されている。(写真=2023年8月2日撮影=) 

 

第一沈砂池下流部を望む。本流の姫川第六および新姫川第六発電所取水堰からは勢いよく減勢工に放流されている。対岸にはJR大糸線がスノーシェッドの中を走っている。(写真=2022年4月10日撮影=) 

 

第一沈砂池の下流側には新しい設備が設けられている。手前のゲートこそ既設のものを使っているが、河川側に新しい連絡トンネルの坑門が確認できる。(写真=2022年4月10日撮影=) 

 

既設の開渠部を拡幅するだけでなく、第二沈砂池上部には蓋が被さった。土砂が流入するのを防ぐために設置されている。(写真/導水トンネルの手前にはゲートが設置されている=2022年11月6日撮影=) 

 

その開閉ゲートをアップで捉える。おそらくゲートそのものは左右の2門で、手前側が新姫川第六発電所、奥が姫川第六発電所に向かう導水トンネルに接続している。今後はどちらかの水を止めて交互に点検ができそうだ。(写真/ゲート上部には巻揚機を雪から守る屋根が設置されている。言うまでもなくこの付近は豪雪地帯である=2022年11月6日撮影=)


【地図】 現時点では、新姫川第六発電所の情報は表記されていない 

国土地理院の地図で、位置関係を整理してみよう。姫川は日本海に注ぐので、北が下流になる。黒部川電力姫川第六および新姫川第六発電所の取水堰(B)は、デンカ大網発電所(A)の下流側に設置されている。そこで取水された水は姫川左岸側の導水トンネルを経て上部水槽(C)にたどり着く。姫川第六発電所は(D)、新姫川第六発電所は(E)の位置になる。(F)は東京発電新小滝川発電所である。 
 


姫川第六発電所/新姫川第六発電所 Vol.3に続く