2023年6月3日(sat)

 

2月に頚椎椎間板ヘルニアを発症してから、左上腕から指先にかけて痛みや痺れを伴うようになった。それでも4月になって少し緩和されたので、今年初めての安曇野トレーニングコースに出掛けてみた。ところが、まだ風が冷たくて、むしろ痛みが増してしまい安曇野ちひろ美術館で、それ以上進むのを断念した。(写真/いつもの安曇追分駅から走り出す) 

 

今日は池田町ルートで大町市をめざす。高瀬川沿いを進むが、台風2号の通過により昨日までに降った雨が川の水を濁らせている。台風は太平洋側を通過していったため、この辺りは大したことはないが、東海地方では死者も出るなど大きな被害が出た。線状降水帯が発生したようだが、私はこれを地球温暖化によるものだと信じて疑わない。 

 

田んぼの上をドローンが飛んでいる(写真)。どうやら農薬散布の練習をしているようだ。40年ほど前は本物のヘリコプターがその役を担い、最近まではラジコンのヘリコプターだった。それまでは委託しなくてはならなかったが、その気になれば自分たちで担えるようになった。 

 

苗は案外伸びていて、すでに水鏡の田園とは呼べなくなっている。高瀬川沿いに点在する国土交通省の放流警報所(写真奥)では、上流の大町ダムが放流していることを告げる赤いパイロットランプが点滅している。

 

池田工業高校硬式野球部のグラウンドからは元気のいい声が聴こえてくる。マイクロバスが停まっているところをみると、他校との練習試合だろう。しかし、同校では部員が揃わず、今夏の選手権大会は合同チームでの出場を余儀なくされている。そんな事情からグラウンドに誰もいないことが多くなり寂しい思いをしている。 

 

ところが、グラウンドにいたのは女子選手。そういえば選手も声も甲高かった。マイクロバスには松本国際高校とある。私立の同校に女子野球部が創立されたというニュースは何年か前から知ってはいたが、練習できるグラウンドがないため、使われることが少なくなったこのグラウンドが貸し出されるようになったのだろう。 

 


せっかく専用のグラウンドがあるのだから、無人になっているよりは女子野球選手でも使ってもらえる方がいい。私にはそう思えるが、池田工業高校のOBからすればどう思うのだろう。その胸の内は少し複雑かもしれない。(写真/水田脇のシロツメクサにBD-1を置いて小休止) 
 


やっとの安曇野トレーニングコースポタ Vol.2に続く