2022年8月12日(fri)

 

写真を撮っていると、田子倉ダム展望台の駐車場で一緒に車中泊したキャンピングカーの男性がやって来て、田子倉湖でワカサギを釣るためにやって来たと教えてくれる。これから船着き場(写真右奥)まで行ってボードに乗るという。


 

しばらくすると、ダム湖の管理を委託されている方らしい二人の初老の男性が軽トラでやって来て、やがてダムからボートで左岸側に向かっていく(写真)。その後、上流へと消えていった。おそらく田子倉湖を一周して異常がないか点検しているのではないかと推測する。

 

 

朝食は朝ラー。好物のトマト味のカップラーメンを食べる。安易だと思われるかもしれないが、備蓄している非常食を賞味期限前に買い直すローリングストックの一環。ということにしておこう。早く買い足さなきゃ。

 

 

廃止になった田子倉駅のことはすっかり失念していたが、昨夜、ブロ友さんとLINEをしていて、田子倉ダムに来ていると発信すると、この駅のことが話題に上った。そんなことから意識して探してみると、普通に、道沿いに旧田子倉駅舎がある(写真)。往路でも確認していたが、まさか駅舎だとは思っていなかった。

 

 

田子倉駅は国鉄只見線の只見駅-大白川駅間の開通に伴い昭和46年(1971)開業された。JR東日本に引き継がれてからは冬季は休業された。新潟・福島豪雨災害の翌年、この区間の運行が復旧するものの田子倉駅は全列車通過となり、平成25年(2013)廃止されている。(写真/駅の入口は封鎖されている。そこから中を覗くと、スノーシェッドに覆われたホームに降りていく階段がみえる)

 

 

さて、県境を越えて今度は新潟県でいくつかのダムや発電所をみてみよう。実は前回、県境を越えられなかったことで、新潟県側の破間(あぶるま)川沿いの小さないくつかの発電所を見学した。しかしそこにも地形を生かした歴史ある施設が存在していた。今日はその中でも気になった場所を訪ねるのだ。(写真/6分待ちの片側通行の信号に引っ掛かる)

 

 

信濃川水系で最も古いダムで、黒又川と破間川との合流点付近に大正15年(1926)建設された黒又ダム。堤高24.5㍍なのに堤頂長は228.4㍍もある。表面石貼り玉石コンクリート造の味わい深い佇まいのダムなのだが、この詳細は後日に改めたい。

 


国道252号で県境を越え只見川へ Vol.9に続く