直江津駅駅改札口にあるホテルハイマートの駅弁売りは店仕舞いしている(写真)。そういえば5月に訪れたときも同じだった。そうか、新型コロナウイルス感染防止の観点から販売が許可されていないのだ。 

 

その売店は、駅前のホテルの一角に設けられている。春に訪れたときはテイクアウトを始めたのだと思って、駅での販売が禁止されているとまでは考えなかった。(写真/創業から受け継がれていると思われるポッカズボンと屋号入りの法被を背負ったお馴染みの販売員の方) 

 

ホテルハイマートでは新発売のにしんめしを購入するが、これは明日の朝食用。昼は地酒を戴きながら直江津庵のもずくそばと決めてきた。これで二つの用事は済んだ。 

 

【動画】 
下りの列車が発車するまでに、夜中に岡山貨物ターミナル駅を発ち、夕方に新潟貨物ターミナル駅に到着する3097コンテナ高速貨物列車が直江津駅を通過することから、隣のホームでその到着を待ち受ける。(4m28s) 


直江津駅では運転士が交代するのか、それとも時間調整なのか2分間停車する。長い放列で荷が重い貨物列車が停車する際のエネルギーには少なからず興奮してしまう。 
 

 

ふと側線を見るとD51が運行している。後ろの客車には子どもたちの姿もあり、どうやら駅構内で往復運行しているようだ。この前、糸魚川駅でみた国鉄時代の車両といい、えちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長の新しい試みだと思われる。氏は千葉県のいすみ鉄道の知名度を上げた実績を買われて2年前に就任している。 

 

ホームに設けられた「自習室」も鳥塚氏の取り組みの一つだと思われるが、確かに、中には高校生の姿がある。もっとも本当に自習しているかどうかはわからないが。(写真/自習室には消灯を促す駅長の手書きのメッセージがある) 

 


泊駅行きの日本海ひすいラインに乗り込んで出発を待っていると、突然、下りのコンテナ貨物列車がやって来て2番線を通過していく(写真左)。これはノーマークだったばかりか、今年の貨物時刻表に掲示されていない。温室効果ガスの排出量が少ない貨物列車が見直され臨時便が運行されていれば嬉しいのだが。(写真/この先は複線区間ではあるものの、出発と重なって、運転士は貨物列車の通過を目視で確認している)
 


恒例化する有間川駅辺りで怠惰なとき Vol.3に続く