大網発電所での写真を撮り終えて車に乗り込み糸魚川方面へ。長い洞門を抜けると小滝駅に出るが、そこには先ほど写真に収めた糸魚川駅行きのキハ120形が停車している。つまり列車を追い越したのだ。その先の第三姫川橋梁脇で車を停め、すでにカメラを構えている鉄道ファンの隣に並ぶ。時間ギリギリだったので動画までは撮影できない。

 

 

糸魚川市に入り、次の目的地の有間川駅に向かうが、その途中に寄り道をする。この付近に歴史を感じさせる水力発電所はないかと事前に調べると、大正元年に運用開始した早川発電所があり、早川上流にある取水堰も含めて見学をする。(写真/取水堰から発電所へ向かう道の向こうには日本海が広がっている)

 

 

糸魚川市から上越市に向かう国道8号は、二ヵ所の道の駅の手前で渋滞している。やはりGWは人が出る。昼食をとろうと考えていた食堂徳市にも何となく立ち寄る気になれず、有間川駅を通り過ぎて直江津駅まで行く。久しぶりに直江津庵のもずくそば(写真)が食べたくなったのだ。しかし、夕食に買い求めようとしたホテルハイマートの駅弁はすべて売り切れだった。

 

 

直江津駅に向かう渋滞の中で、有間川駅を通過した辺りの丘の上に、たにはま公園があるのを見つけた。今夜車中泊する有間川漁港のフィッシャリーナに戻る前に立ち寄ると、そこからは予想通り、雄大な日本海の景色が見られる。そして有間川駅を発ったばかりの直江津駅行きの列車が目の前を通り過ぎて行く(写真)。しかし、もの凄い風が吹き上げてくる。

 

 

実は、強風でなければ久比岐自転車道を走ろうと自転車を積んできた。しかし、余りの勢いにそれを諦めた。それも直江津駅まで行かせた理由の一つだった。(写真/有間川漁港の近く、久比岐自転車道の地下に旧北陸本線時代から残るレンガ造りの歩道トンネルを見つける。その向こうは国道8号。そして日本海と続く)

 

 

好きなものを動画に収めるプロジェクトに有間川駅も加えようと決めた。これから18時30分頃に通過するはずの3098コンテナ高速貨物列車を待つ間、後に編集で必要になると思われる繋ぎのカットを収録する。(写真/夕日に染まる駅舎)

 

 

3098レは来なかった。もしかするとGW中は運休なのだろうか。これから明朝に掛けては貨物列車がこの付近を数多く通過するはずだ。それを収めるつもりで出掛けてきたのだが大丈夫だろうか。(写真/陽が落ちて駅の灯がともる有間川駅)
 


県境にあそび、新しい旅を模索する Vol.4に続く