2019年11月9日(sat)

私のブログでは、自転車を使わない旅は季節にかかわらず「冬の旅」のカテゴリーとさせていただいているので、ご承知願いたい。
 


 

クライマーである職場の仲間と、1泊飲み鉄旅に出掛ける。彼には5月に、高瀬川上流にある東京電力第五発電所に連れて行ってもらったことがあり、帰りに大町市の俵屋で飲んで楽しんだ。(写真/JR大糸線信濃木崎駅-稲尾駅間で木崎湖を望む) 

 

南小谷駅からは非電化区間を走るため、ディーゼル車両に乗り換える。乗り継ぎに少し時間があったので駅前の商店でビールを買い求め、ボックス席を確保して、ようやく乾杯にこぎつける(写真)。まだ秋真っ只中なのに、怠惰な飲み鉄旅の始まりだ。 

 

糸魚川駅でえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに乗り換える(写真)。そういえば、この鉄道には、いすみ鉄道で業績を上げた鳥塚亮氏が9月に新社長に就任していて、今後、どんな取り組みをするのか注目されている。

 

下車したのは、富山県に入って最初の越中宮崎駅。ここからは海岸線を歩いて、私のお気に入りの栄食堂に向かう。ぜひ仲間を連れて行きたいと計画してきたのだ。 渚にはひすいの原石を拾う人たちの姿が多い(写真)。天気は悪くないものの波は意外と荒々しく、原石が流れつく可能性が高いのだろうか。 

 

昼時を少し過ぎたあたりなのに駐車場には車が一台も停まっていない。全国ネットのテレビ番組にも取り上げられ、昼時分なら行列ができるほどになっているのに。嫌な予感がする。 

 

入口には雑然と「本日休業」の文字が掲げられている。何とせっかく訪ねて来たのに休み。彼には、ショーケースから刺身やほたるいかなどを取って酒のつまみにし、締めはアルミ鍋に入った豚汁を賞味してもらいたかったのに残念だ。 

 


この付近は、たら汁街道を呼ばれていて、栄食堂の他にも何軒かの食堂があるが立ち寄ったことがない。とにかく一番近くの食堂で軽く昼食をとることに決める。(写真/好物のあじの干物があり、それをつまみにまたビールを飲む) 
 


富山・新潟県境飲み鉄旅 Vol.2に続く