先週は、高校時代の先輩の田んぼで、はざ掛け作業を手伝った。以前から、その天日干しのお米を譲っていただいているのだが手伝ったのは今回が初めてだ。今まで一緒に作業していた彼のご両親が、もう農作業することが出来なくなってしまったのだ。(写真/田んぼの畦にはコスモスの花が咲いている)

 

姨捨駅

すでに稲は刈ってあったので、束を拾い集め、はぜに掛けていくだけの作業だったのに、すぐに腰が悲鳴をあげた。やはり農家の方は大変だとつくづく思った。それでも、早ければ今月中にも、天日干しの新米を口にすることができるのだと前向きに考え、懸命に作業に精を出した。(写真/姨捨駅舎の左には「TRAIN SUITE 四季島」乗客専用の夜景ラウンジがみえる)

 

これから毎年、この連休には、先輩の田んぼを手伝うことになるだろう。天気予報を気にしながら日程を決めるから、お手伝いするのは一日でも三日間ともスケジュールを空けておく必要がある。(写真/棚田の中をぬって走行する軽トラック)

 

姨捨 棚田

ほ場整備された平地の田んぼで作業するだけでも大変なのに、こうした棚田ではなおさら堪えるものがあるだろう。稲刈り機を上手く操らないと転倒させてしまう可能性だってある。美しく私たちの目を楽しませてくれる棚田だが、作り手の苦労が忍ばれる。

 

千曲川サイクリングロード

千曲川沿いのサイクリングコースに出て、上流、下流どちらに行こうか迷うが、姨捨駅や棚田で意外に時間をとってしまった。台風も近づいているようだし風も出てきた。ここは距離が短い長野市側へハンドルを切る。(写真/自転車道を一気に進み、長野オリンピックスタジアムが見えてきたところで小休止)

 

高校野球

現在、長野オリンピックスタジアムでは秋季北信越高校野球長野県大会が開催されている。時間があったら観戦してもいいと思っていたが、時間がないことよりもカードが悪い。すでにベスト16に絞られ、強豪の私立高校と、期せずして勝ち上がった公立高校の一戦では、ほぼ結果がみえているどころか、一方的な展開に終わるに違いない。

 

駅そば あんず
もうこれ以上無理をせず、篠ノ井駅から早々と帰路につく。構内の駅そば屋「あんず」に立ち寄ると、今月で閉店すると掲示されている(写真)。おそらく客数が伸びていないのだろう。これで長野県内の駅そばは一体何軒になってしまうのだろう。大袈裟にいえば、信州そばのブランドそのものの価値に関わる大事件だ。全国的にも駅そば屋は減少傾向にあり、鉄道好きの端くれとしては複雑な気持ちに駆られる。

 

 

■ 台風19号の被害で、千曲川で橋が崩落し、堤防が損壊や決壊し、亡くなられた方に哀悼を表するとともに被災された皆様にお見舞いを申し上げます。被害は関東・東北にも及んでいますが、これを地球温暖化の影響と真摯に受け止め、政治家たちの意識が変化してほしいと願うばかりでです。
 


秋の姨捨ショートポタ END